【5月5日回顧録】横山陸人(専大松戸)の快投で関東大会出場を呼び込む!
当時2年生の横山陸人
5月5日の思い出深い試合や名試合をプレーバック。今回は2018年5月5日、[stadium]千葉県野球場[/stadium]での準々決勝で流通経済大柏を下した専大松戸の当時2年生だった横山陸人を取り上げていきたい。
この年は4番にスラッガー・今里 凌(現・専修大)を据えた強力打線が武器であったが、春の地区予選から持丸監督自身も投手陣に課題を上げていた。そこに現れたのが当時2年生の横山だった。
流通経済大柏戦では先発して2失点完投の好投で2年連続の関東大会へ導いた。そこで驚きだったのは投球フォームの変更。現在はサイドスローのイメージが強いが、2018年の春の地区予選まではアンダースローだった。
横山陸人の投球フォームの変化 ※左が2018年春の県大会、右が2018年春の地区予選時の投球フォーム
しかし県大会からサイドスローを披露し、110キロ台だった平均球速が130キロ~136キロと、平均球速が15キロ~20キロ以上もアップする急成長ぶりを見せるピッチング。一躍、千葉県屈指の好右腕として注目を浴びるようになった。
その後、3年生の春にはエースとして3年連続の関東大会出場に貢献して、初戦の健大高崎で好投して実力を示した。夏は4回戦で姿を消したが、最速148キロを計測する速球に切れ味鋭いスライダーと、高いポテンシャルを発揮。昨秋のドラフトで千葉ロッテから4位指名を受けてプロの世界へ飛び込んだ。
戦国千葉に彗星のごとく現れた横山。それが2年前の2018年5月5日だった。
(文=田中 裕毅)
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