試合レポート

西日本短大附vs熊本西

2019.04.25

初回の6点で逃げ切る!・西日本短大附

 雨のため1日順延となった準決勝は西日本短大附の1番・近藤大樹(3年)のレフトスタンドへの先頭打者ホームランで幕開けた。

 3四死球で一死満塁とし、6番・吉永光(3年)の右中間二塁打で2点。更には7番・宇郷拓海(2年)がライトスタンドに3ランを叩き込み、初回打者一巡で6点のビッグイニングを作った。

 初回、3人の投手陣が炎上した熊本西は2回表二死からエース霜上幸太郎主将(3年)を投入。序盤のハイスコアが嘘のように止まり、テンポ良く3人ずつで片付けていった。終わってみれば、霜上は3回以降、相手の強力打線を内野安打1本に封じる完璧なリリーフで試合を立て直した。

 熊本西は3回裏、先頭の1番・霜上がライト前ヒットで出塁。4番・堺祐太(3年)が反撃の狼煙となる2ランを放った。5回裏にはまたも1番・霜上が内野安打で口火を切り、満塁から押し出し、7番・伊藤惇太郎(3年)のライト前タイムリーで2点差に迫る。

 西日本短大附はここで2番手に背番号10の江崎陸(3年)を投入。後続を断つと、6回以降も毎回のように走者を出しながらも追加点を許さず、初回に挙げた6点のみ逃げ切り決勝進出を勝ち取った。

(文=政 純一郎

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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