高校通算97本塁打のスラッガーが現役引退。NPBでは通算2安打に終わる
黒瀬健太
昨年までソフトバンクでプレーしていた黒瀬 健太内野手(初芝橋本出身)の現役引退が決まった。
この選手の名を聞いたのは2014年秋。急激に本塁打を積み重ねている選手という情報をキャッチ。それが黒瀬だった。
ドラフト候補として取材を敢行。高校野球ドットコムのインタビューでは、2年秋の最後の練習試合では、5打数5本塁打を記録した話や、打撃フォームの無駄を削ぎ落とし、類まれな長打力を発揮するようになったと語っていた。
最終的に高校通算97本塁打まで伸ばし、2015年のドラフトでは、ソフトバンクからドラフト5位指名を受けた。ただNPBのレベルは想像以上に高かった。なかなか1軍昇格ができず、育成降格も味わった。
22年シーズンはウエスタンで62試合で、9本塁打、32打点と長打力を発揮し、7月に支配下登録を勝ち取ったが、1軍では7試合で12打数2安打に終わり、オフに戦力外となっていた。
現役引退を決断した黒瀬は球団の野球振興部スタッフとして残る。第二の人生でも活躍してほしい。