【新刊紹介】制球力向上を目指す球児へ 元プロ・吉見氏の正確無比な制球力の理論を紹介
制球力向上を目指す球児へ 元プロ・吉見氏の正確無比な制球力の理論を紹介
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球界随一の制球力で中日のエースを担い、NPBの世界で活躍をしてきた吉見一起さん(金光大阪出身)。その吉見さんによるコントロールに対しての理論がまとめられた一冊になっている。
・目・左腰・左肩の3点で方向性を合わせる
・余計な捻りを加えず一本足でしっかり立つ
・みぞおちから足が生えている意識で地面を押す
など、コントロール向上のための吉見さんの理論がまとめられた1冊になっている。
また吉見投手の理論をより分かりやすく伝えるために、写真を多く使いつつ、吉見さん自ら開設した動画もある。
さらに現在チームのエースである柳裕也投手(横浜高出身)との、新旧エース対談もまとめられている。制球力に課題を抱えている。または制球力をさらに磨きたいという球児は見逃せない1冊となっている。
■本文一部抜粋
超一流打者を抑えるにはどうすればいいのか。そこで辿り着いたのが、「スピードよりもコントロール。狙ったところに投げる技術を磨く」という考え方だった。自分自身の能力を客観的に考えると、スピードを追い求めたところで、150キロをコンスタントに投げられるようになるわけではない。だが、コントロールであれば、まだまだ改善の余地はある。
よく、「球速はあとからでも伸ばせるが、コントロールは先天的な才能」と言われることがある。一理あるかもしれないが、100パーセントそうだとは思わない。私の経験上、コントロールも努力次第で向上する。
私が取り組んできたことが、すべてのピッチャーに当てはまるとは思っていない。「真似をしてほしい」とも思っていないが、私の考えを伝え広めることで、読者のみなさんが何かひとつでもコントロール向上のヒントやきっかけを掴んでいただけるのなら、それほど嬉しいことはない――本文より