北大津vs彦根東
粘る彦根東を破って北大津が2回戦へ!
勝利した北大津
彦根東対北大津の試合は、朝、雨が降った影響で試合開始予定時間より、1時間10分遅れての試合開始となった。試合は、北大津先発の高橋甲子郎(2年)が彦根東打線を1失点に抑え北大津が2回戦進出を決めた。
北大津の先発・高橋は初回、先頭の森野隼人(2年)に四球を与えると、2番加藤陽也(2年)に左前に打たれ、無死一、二塁とされるが、3番川嶋のバントを三塁で封殺すると、4番、5番を打さえ上々の立ち上がりを見せる。
一方の彦根東の先発・根元龍馬(2年)は、先頭の1番福山智己(2年)に安打を許すも後続を抑えこちらも上々の立ち上がりを見せる。
先取点を取ったのは、北大津だった。2回二死から6番山本朱夏(2年)が遊失で出塁すると、暴投で二塁に進み、7番今井一斗(2年)の打球が相手の送球ミスを誘い、北大津が彦根東の守備の乱れで先制した。
北大津は、3回に一死から1番福山が左中間を破る2塁打放つと、すぐさま盗塁を決め一死三塁のチャンスで、2番高橋がセーフティースクイズを決め、更に追加点を奪う。
流れを引き寄せたい彦根東だったが、4回一死一塁、6番山岡右京(2年)の三遊間を襲った打球は北大津・島浦裕太(2年)ダイビングで捕球し、膝をつきながら2塁に送球する好捕に阻まれ、なかなか流れがつかめず前半を折り返した。
タイムリーを放った、森野隼人(彦根東)
後半に入り両校共に6回、7回は無得点に終わるが、8回に試合が動く。
彦根東は途中出場の和田隆(2年)が先頭で打席に入り、右中間を破る二塁打で無死二塁のチャンスで流れを引き寄せるが、後続が打ち取られ得点することが出来ない。
その裏、北大津は二死から2番高橋、3番島浦と連続四球を選び二死一、二塁の追加点のチャンスを迎える。ここで4番上坂雄人(2年)が放った打球は、再び相手の送球ミスを誘い、貴重な追加点を上げる。
後がなくなった彦根東は、一死から途中出場で8番に入る川口瞭介(2年)が四球で出塁すると代打森岡優仁(1年)が詰まりながらも三遊間を破り一死一、二塁のチャンス。1番森野が適時中安打で1点を返すが反撃もここまで。
破れた彦根東は、ほぼ毎回走者を出すものの北大津、先発高橋のサイドスローからの力強いストレートと変化球に合わず1得点に終わってしまい春に向けて打撃、守備共に課題を残す試合となってしまった。
(文=編集部)