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前田健太投手、ロサンゼルス・ドジャースでは「ブルー」のスパイクで勝負だ!!

2016.02.05

前田健太投手、ロサンゼルス・ドジャースでは「ブルー」のスパイクで勝負だ!! | 高校野球ドットコム
フィッティングの様子を披露する前田健太投手

前田健太投手、ロサンゼルス・ドジャースでは「ブルー」のスパイクで勝負だ!!

 今季からロサンゼルス・ドジャースでプレーすることが決まった前田 健太投手(インタビュー記事)は5日、都内で、ブランドアンバサダー契約を結ぶミズノ社の3種類のスパイクのフィッティングを行った。

 アメリカのマウンドは、日本のマウンドに比べて「固い」といわれるが、前田投手もシーズン開幕前に、「自分に合うスパイクを探して、調整していきたい」と、この日は、3年前から前田投手のスパイク作りを担当しているミズノ社のクラフトマン・春名 明弘氏がメジャー用に制作した3足のスパイクに足を通した。

前田健太投手、ロサンゼルス・ドジャースでは「ブルー」のスパイクで勝負だ!! | 高校野球ドットコム

クラフトマン春名明弘氏が用意した3足のスパイクをフィッティング

 今回、春名氏が用意したスパイクは、従来、前田投手が履いてきたスパイクとはそれぞれ異なる特徴がある。

1)昨シーズン使用したスパイクの金具歯を2ミリ短くしたスパイク
2)それをベースに、前足部にスポンジを入れてクッション性を持たせたスパイク
3)アメリカ向けのソールを取り付け、前足部で5~6mm、かかと部分も14~15mm高くなるなど、厚みの出たスパイク

フィッティングを終えた前田投手は、
「あとは、実際にアメリカのマウンドに立って、ピッチングをして色々と気付く部分が出てくると思うので、微調整しながら、アメリカのマウンドにも合って、自分にも合うものを探していきたいです」と話した。

 これまで、プロ入り後は、スパイクの型や重さを変えることは、ほとんどなかった。それでも、2013年の第3回WBCでアメリカのマウンドを経験した際に、やはりマウンドの固さを感じたという。
「固いマウンドは好き」と話す前田投手だが、一年間そこでプレーするとなると、やはり用具にはこだわっていきたいところ。

今回も、これまでに松井秀喜氏などメジャーを経験した選手たちのスパイク作りを担当してきた春名氏と一緒に、シーズン開幕までに自分に合ったスパイクを揃えていく。

 最後に、20日からのキャンプインに向けて、
「いまはキャッチボールの調子も良くて、充実した日々を送れています。不安もありますが、ドジャースのチームメイトたちと会えることは今の一番の楽しみです。しっかり英語でコミュニケーション取れるように努力していきたい」と笑顔をみせた。

 これまでは、「赤色」のスパイクを履いてきた前田投手。今度は、海を渡って、ドジャースのブルーを基調にした「青色」のスパイクに履き替える。ミズノのクラフトマンが生み出した用具の力も糧にして、メジャーリーグでも、前田投手らしいピッチングを披露したい。

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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