【全国】聖光学院が四国に提示した課題、四国が聖光学院から得た収穫
【写真:園部聡(聖光学院) 聖光学院vs多度津より】
5月12日(日)にセンバツベスト8の聖光学院(福島)を招き、春季香川県大会優勝の尽誠学園(春季四国大会優勝)、準優勝の琴平との間で行われた「平成25年度香川県高等学校野球連盟招待試合」に先立ち、春季香川大会ベスト4の丸亀城西・多度津との間で開催された「招待強化試合」。
第1試合は中盤までは多度津先発右腕・五代 智之(3年)が投ずる自己最速139キロを筆頭とする伸びのあるストレートと多彩な変化球に苦しめられた聖光学院打線であったが、中盤以降は7・8回で7点を奪い快勝を飾った。なお、プロ注目の聖光学院4番・園部 聡一塁手(3年)はこの試合で5打数3安打3打点。期待されたホームランこそなかったものの、スイングと打球の速さはやはり図抜けていた。
第2試合は丸亀城西の左腕・川井 良介(3年・175センチ70キロ・左投左打)の飄々さが翌日の招待試合含め4試合中唯一の「負けなし」を生み出した。「ナチュラルにシュートして捉えきれない」(聖光学院・斎藤智也監督)120キロの速球に、100キロから110キロの速度帯に集中させてのカーブ、スライダー、チェンジアップといった変化球も変幻自在だった。初回には失策で、4回裏にはこの試合でも4打数3安打の4番・園部 聡(一塁手・3年)の二塁打から6番・井原 貴視(二塁手・3年)にセーブティースクイズを決められ2点を失うも、108球で5安打4与四死球・1奪三振で完投した内容は大いに評価されてよい。また、2回に8番・平池 仁(中堅手・2年)、4回に7番・池上 裕人(三塁手・2年)に適時打を浴びながらも11奪三振でしのいだ聖光学院・石井 成(2年)との投げ合いは、サウスポーエース同士ならではの示唆に満ちていた。
《平成25年度香川県高等学校野球連盟招待試合》
◆ センバツベスト8に渡り合った多度津のエース右腕
【第一試合】 聖光学院vs多度津(5月11日)
◆ 聖光学院が四国に提示した課題、四国が聖光学院から得た収穫
【第二試合】 聖光学院vs丸亀城西(5月11日)
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