高卒2年目・森井 紘斗(セガサミー)が公式戦初先発で5回無失点!150キロもマーク!
森井紘斗(セガサミー)
3月13日、JABAスポニチ大会。セガサミーの高卒2年目右腕・森井紘斗(板野出身)が5回無失点の好投。高校時代、徳島屈指の剛腕と呼ばれた男が神宮の舞台でそのベールを脱いだ。
衝撃デビューだ。初球、147キロを計測した森井は2番岡の場面で、最速の150キロのストレートで空振り三振。184センチ94キロの巨体から投じるストレートは破壊力抜群。
初回を三者凡退に抑えると、その後は140キロ前半の速球を両サイドに投げ分け、スライダー、カーブ、チェンジアップ、フォークを低めに集めて打たせて取る投球を見せ、社会人に入って公式戦初先発のマウンドで5回無失点の好投を披露した。
森井のピッチングで特徴的だったのは、走者を背負っても自分のペースを崩さずに投げることができてこと。150キロを投げるポテンシャルだけではなく、大人のピッチングができる森井紘斗の姿があった。
初芝清監督は「去年は投げられなかったので、先発で投げられたのは収穫でした」と評価。
森井は「緊張しましたが、捕手の須田さんが落ち着かせてくれました」と女房役に感謝した。
自身のピッチングについては「ストレートは150キロ出ましたが、まだリリースでもう一押しができていないので、それができればもっと勢いあるストレートを投げられると思います」とストレートの精度に課題を残したが、5回裏、ピンチの場面でフォークで三振を奪えたことに手ごたえを感じていた。
「練習しているフォークで奪うことができました。精度についてはまだまだですけど、ああいう場面でフォークを投げられると直球以外の攻めができるので、今年1年しっかりとマスターしていきたいです」
初めての公式戦先発でチャレンジしたことに意味がある。今年は昨年、プロ入りしたエース・森脇亮介の穴を埋める活躍を見せることができるか。
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