明日はバレンタインデー!チョコを上手に摂って低血糖を防ごう!
ドットコムさんは楽しみなタイプ?
2月14日といえばチョコレート!上手に摂って低血糖を防ごう!
明日、2月14日はバレンタインデーです。「楽しみ!」な人から「耳が痛い…」「何それ美味しいの?」な人までその心中は様々だとは思いますが、バレンタインと言えばチョコレート。
今日はチョコレートからちょっと難しい血糖値のお話です。
まず、チョコレートと言えば脂質と糖質の塊ですね。色々な種類があるので、おおよそではありますが、チョコレートは約40%程度が脂質、30%ほどが糖質、のこり30%にはタンパク質や食物繊維、ビタミン、ミネラルなどが含まれています。
その中でも、脳にとって最も効率の良い栄養として知られるブドウ糖や、テオブロミンと呼ばれる大脳を刺激して集中力、記憶力、思考力を高めてくれる成分が入っています。このテオブロミンは一方で自律神経を調節する作用もあるので、緊張を和らげてリラックスさせてくれる効果もあります。
ちょっとリッチなホテルなどではウェルカムデザートとしてチョコレートを置いているところもありますね。「存分にリラックスしてください」というホテル側の粋なサービスです。
このように程よく摂取することで体に良い成分もあるチョコレート。一口で食べられるものや夏でも溶けにくいものなどあり、補食の最後にパクッと食べている球児も多いのではないでしょうか。
実は運動時には血糖値が下がり、低血糖状態になることがあります。「血糖」とは血液中のブドウ糖のことを言います。ブドウ糖はエネルギー源として利用されているため、これが多すぎても少なすぎても体には良くありません。
血糖値が下がるとどうなるのかというと、まずは異常な空腹感やあくびが現れ、動悸、震えなどの症状が出てきます。これを放っておくと中枢神経の動きが低下、さらに意識レベルも低下し昏睡状態から死に至ってしまうこともあります。
脳にとっての唯一の栄養ともいえるブドウ糖を摂らないわけですから、「死」と遠くはないということですね。
空腹のときは特に血糖値が低くなっていますから、そんなときに運動をしたら更に値がさがり危険な状態になりかねません。激しいトレーニングに励む前には必ず補食を摂るようにしましょう。
食事から1~2時間後は血糖値が比較的高いので運動に適していると言えます。
とはいえだからと言ってチョコレートをたくさん食べておなか一杯にしようとしてもダメですよ!
糖質以上に脂質が含まれていますし、糖質をエネルギーに変えるために必要なビタミンB1をどんどん使ってしまうことになります。このビタミンB1の不足が続くと疲労感や倦怠感、食欲不振を招きます。また、イライラや集中力の低下なども招いてしまいますから練習になりませんね。
糖質は甘いお菓子にだけ含まれているものではありませんので、おにぎりやパンなどの炭水化物で摂る方が体にもいいでしょう。
疲れているときに甘いものが欲しくなるのは血糖値が下がり、体が欲している証拠。その欲求に応えつつ、量を調節して万全の状態で練習に励みましょう!