長野西vs松本美須々ヶ丘
長野西が序盤から圧倒し、初のベスト8入り
3回戦でシード校を破った長野西と、部員15人ながら実力校を連破した松本美須々ヶ丘のともに勢いに乗るチーム同士が、ベスト8を懸けて対戦したが、地力に勝る長野西が11対1の5回コールドで圧勝し初の8強入りを決めた。
長野西は1回表、松本美須々ヶ丘・先発の背番号9の左腕・竹村夕馬を攻め、一死から2番柳澤将吾の二塁打で出塁すると、4番吉澤 匠がライト前に運び1点を先制。
続く2回にも1番中澤岳斗の適時打や敵失に乗じて4点を加え、主導権を握った。
さらに長野西は3回、途中交代した松本美須々ヶ丘のエース小栁友哉も攻め、4番吉澤の2点適時打やバッテリーエラーなどで6点を奪い、試合を決定付けた。
後手に回った松本美須々ヶ丘は、長野西の継投に的を絞り切れなかったが、5回裏に反撃。死球と9番高本将希の内野安打などで、二死二、三塁と好機を広げ、2番武田 歩の二塁内野安打で三走が生還し、二走の高本も本塁を突いたが封殺され、ゲームセット。かろうじて一矢は報いた。
打線活発の長野西だが、ここまで3試合で4失点とディフェンスも安定。余力を残して準々決勝に駒を進めた。松本美須々ヶ丘はエースで4番の小栁主将を中心に粘り勝ちでベスト16に進んだが、連戦の疲れや選手層の薄さもあり、この試合は序盤から雰囲気に飲みこまれた内容となってしまった。
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