試合レポート

成立学園vs都立戸山

2021.07.14

成立学園が5回コールド勝利で都立小山台が待つ3回戦へ!背番号3・村田が3回5Kと先発起用に応える

 14日、駒沢野球場の第一試合では、第103回全国高校野球選手権 東東京大会の2回戦、成立学園都立戸山の一戦が行われ成立学園が5回コールドの13対0で3回戦進出を決めた。

 成立学園の先発は背番号3の村田栄太郎。180センチ、89キロと恵まれた体格から繰り出す130キロ後半から140前半の速球が持ち味だ。先発を知らされたのはバスを降りた直後だった。「どの試合も先発できるようにしっかり準備してきたので」と初回から3回を1安打、毎回の5奪三振で都立戸山打線につけ入る隙を与えなかった。

 村田は打線でも4番に入った。第一打席では中越えの三塁打を放ち先制のチャンスメイクをした。「追い込まれてしまったのですが逆方向を意識して、しっかり上から叩くことができました」。2球で追い込まれたが、3球目は逃さなかった。

 それでも鈴木亮治監督は「3打席目(内野ゴロ敵失)はいただけなかったですね。チャンスでファーストストライクを見逃したり…」と辛口評価。自身も「次はシードの都立小山台なので、しっかり仕事をしなくては」と気を引き締めた。

 一方敗れた都立戸山は5回を1安打に抑えられた。その安打を放った7番の左藤颯音は「最近の試合では調子がよかったので、そのイメージを持って打席に入りました」と三塁への内野安打を勝ち取りスコアボードのHランプを灯した。

 「最後はコールドになってしまいましたが、5回の攻撃も『4点取る』とチーム一丸となって盛り上げていました」。5回は二死無塁で打席が回るも凡退し、最後の打者となったが士気を下げることなく戦い抜いた。

(取材=藤木 拓弥

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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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