News

中日・井領、遠藤戦力外で14年のドラフト全選手の生き残りはロッテ移籍の加藤匠馬のみに

2021.10.07

中日・井領、遠藤戦力外で14年のドラフト全選手の生き残りはロッテ移籍の加藤匠馬のみに | 高校野球ドットコム
友永 翔太(元中日)

 ドラフトはどの年でも1人ないし2人は屋台骨を担う選手が出てきてほしい。主力選手の活躍を見せないと、そこそこの活躍をしている選手が多くても、印象は良くない。14年の中日ドラフトはそういうドラフトとなってしまった。

1位 野村 亮介(三菱日立パワーシステムズ横浜)
2位 浜田 智博九州産業大
3位 友永 翔太日本通運
4位 石川 駿(JX-ENEOS)
5位 加藤 匠馬青山学院大
6位 井領 雅貴(JX-ENEOS)
7位 遠藤 一星(東京ガス)
8位 山本 雅士徳島インディゴソックス
9位 金子 丈(大商大)

育成1位 佐藤雄偉知東海大相模)入団拒否
育成2位 石垣幸大いなべ総合
育成3位 藤吉優秀岳館
育成4位 近藤 弘基名城大

 7日、井領と遠藤の戦力外が明らかとなった。井領は昨年、自己最多の79試合に出場。今シーズンも38試合に出場したが、プロでは83安打に終わった。社会人時代に見たことがあるが、シュアな打撃、強肩も光る身体能力が高い選手だった。

 遠藤は19年に自己最多の108試合、2本塁打、打率.270。20年も65試合に出場していた。千葉ロッテに移籍した加藤は移籍して44試合に出場。ここまで千葉ロッテ首脳陣の信頼を掴んでおり、今シーズン、さらに来年以降も出場機会を増やせるか注目だ。

 こうしてみると、全く通用しなかった選手はいなかったわけではないが、やはりドラフトの成功は主力級の活躍、リーグ上位、もしくはタイトル級の成績を残す選手がいて、一定の成功ラインといえるだろう。

 ドラフトはそこそこの結果ではなく、圧倒的な結果を残せるポテンシャルを持った選手を発掘し、育成することが重要だと痛感する。

(記事:河嶋 宗一

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.05.18

【秋田】明桜がサヨナラ、鹿角は逆転勝ちで8強進出、夏のシードを獲得<春季大会>

2024.05.18

【岩手】一関二、盛岡誠桜などが初戦を突破<春季大会>

2024.05.18

【関東】昌平・山根が2発5打点、東海大相模・4番金本が2ランなどで初戦を快勝、東海大菅生は山梨学院を完封<春季地区大会>

2024.05.18

【長崎】長崎西、島原中央などが初戦を突破<NHK杯地区予選>

2024.05.18

【春季関東大会】白鴎大足利・昆野が最速152キロを計測!前橋商の剛腕・清水はまさかの5失点…。チームもコールド負け!

2024.05.15

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.05.13

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在29地区が決定、愛媛の第1シードは松山商

2024.05.14

大阪体育大の新入生に兵庫大会8強の145キロ右腕、金光大阪の1番センター、近大附の4番打者など関西地区の主力が入部!

2024.05.16

【宮城】仙台一、東北、柴田、東陵がコールド発進<春季県大会>

2024.05.18

【秋田】明桜がサヨナラ、鹿角は逆転勝ちで8強進出、夏のシードを獲得<春季大会>

2024.04.21

【愛知】愛工大名電が東邦に敗れ、夏ノーシードに!シード校が決定<春季大会>

2024.04.29

【福島】東日本国際大昌平、磐城、会津北嶺、会津学鳳が県大会切符<春季県大会支部予選>

2024.04.22

【春季愛知県大会】中部大春日丘がビッグイニングで流れを引き寄せ、豊橋中央を退ける

2024.04.22

【鳥取】昨年秋と同じく、米子松蔭と鳥取城北が決勝へ<春季県大会>

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?