トレーニングと睡眠

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2018.11.02

トレーニングをした日の睡眠はトレーニングと同じくらい大事にしよう。

 体を大きくするためにトレーニングを行う選手は多いと思いますが、トレーニングを行った後の行動もトレーニングと同じくらい大切であることを理解していますか? トレーニングを続けていれば筋肉がつき、体が大きくなってパワーもつくと考えがちですが、それを支えているのは適切な栄養と休養です。栄養面ではタンパク質を中心とした食事をとったり、必要に応じてプロテインをとったりといったことを行う選手も増えていますが、休養=睡眠についてもトレーニングや栄養と同じくらい重要なものです。

 トレーニングなどによって傷んだ筋線維は、その後修復される段階で適切な栄養と休養をとることによって強く太い筋線維をつくり出します。その効果が大きくなる時期を「超回復」と呼びますが、これには睡眠中に分泌される成長ホルモンが大いに関係しています。成長ホルモンが分泌されると体の中ではタンパク質の合成が進み、傷んだ筋線維の修復と再生を促します。トレーニング後や入眠後の数時間により多くの成長ホルモンが分泌されるため、トレーニングを行った日の夜は特に十分な睡眠が必要ということになります。

 十分な睡眠というと睡眠時間ばかりを意識してしまいがちですが、成長ホルモンの分泌には時間的な要素だけではなく、睡眠の深さがより関与するといわれています。あまりにも睡眠時間が短いと、睡眠の質そのものも低下してしまいますが、寝る直前まで明るい部屋でスマホの小さな画面をのぞき込んでいたり、カフェインなどを含む飲み物(コーヒーや緑茶など)を飲んでいたりと熟睡を妨げるような行動をとっていると、やはり成長ホルモンの分泌に影響を及ぼします。

 トレーニングの効果をなるべく多く体に還元するためにも、睡眠はトレーニングとセットで考えるように心がけましょう。

文:西村 典子
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