清原に並んだスラッガーや、速球派投手など2年生にも注目!
片井 海斗(二松学舎大附)、小川 哲平(作新学院)
いよいよ95回記念選抜高校野球大会がスタートする。10日には抽選が行われ、18日に開幕を迎える。代表36校は最後の追い込みに余念がない。大会を直前に控え、話題ものに触れておきたい。
例年のことではあるが、今年も下級生がチームの柱として活躍しているチームも多い。今センバツに出場する選手のなかで、注目の2年生は以下の通り。
【投手】
作新学院(栃木)・小川 哲平投手(最速147キロ右腕)
大阪桐蔭(大阪)・境 亮陽投手(最速142キロ右腕)
大阪桐蔭(大阪)・南 陽人投手(最速146キロ右腕)
智辯和歌山(和歌山)・中西 琉輝矢投手(最速140キロ右腕)
【捕手】
広島広陵(広島)・只石 貫太捕手
【内野手】
仙台育英(宮城)・湯浅 桜翼内野手
二松学舎大附(東京)・片井 海斗内野手
二松学舎大附(東京)・五十嵐 将斗内野手
東邦(愛知)・大島 善也内野手
大阪桐蔭(大阪)・ラマル ギービン ラタナヤケ内野手
【外野手】
専大松戸(千葉)・清水 友惺外野手
常葉大菊川(静岡)・勝亦 望向外野手
常葉大菊川(静岡)・鈴木 徠空外野手
大阪桐蔭(大阪)・徳丸 快晴外野手
すでにチームの顔となり4番にどっかり座るのが二松学舎大附の片井。すでに昨年夏に甲子園デビューを果たし、1年生4番の右打者としては、PL学園(大阪)時代の清原 和博以来となる本塁打をかっ飛ばした。昨年秋の公式戦8試合すべてで打点を挙げるなど、頼りになるスラッガーとして君臨し、センバツの舞台でも長打力を発揮することが期待されている。
大阪桐蔭の徳丸の兄、徳丸 天晴外野手(NTT西日本)は智辯和歌山(和歌山)の4番打者として活躍した経歴を持つ。兄譲りの打撃センスと長打力は折り紙付きの徳丸は、王者・大阪桐蔭の3番に座り、昨年秋の明治神宮大会の舞台でも打率5割の活躍を見せた。
広陵の只石は昨年秋、5番打者として起用され、公式戦ではチームトップの17打点をマークしていた。また仙台育英の湯浅は3番打者。身長は170センチ以下だが、パンチ力あふれる打撃がウリだ。1年春からベンチ入りしている東邦の大島と、専大松戸の清水友は2番打者としてつなぎ役に徹している。
常葉大菊川の勝亦と鈴木徠の2人は1、2番コンビ。長打力もある勝亦と俊足も武器の鈴木徠は、対戦相手にとってはやっかいな打者になることは間違いない。
投手では速球派が揃った。昨年秋はエース番号ではないが、自慢の直球で将来性を感じさせる投球や、火消し役などにも起用されてきた投手もいる。これまでもセンバツの舞台で数々の2年生の「シンデレラストーリー」が生まれてきた。今年もこのなかから主役が誕生するだろうか。