三度目の正直で悲願成就、自慢の攻撃力を発揮する・石橋
写真は2020年の取材より
第95回記念大会となる23年センバツは3月18日に開幕する。コロナ禍以前のように、全校による開会式が行われるなど、大会は熱気を帯びることが予想され、甲子園の舞台での球児たちの全力プレーが期待される。
昨年の秋季栃木県大会で4強に入った石橋が21世紀枠でセンバツに選出され、春夏通じて初の甲子園出場を決めた。昨年秋の栃木大会の結果は以下の通り。
★22年秋季栃木県大会
1回戦:〇16対1 栃木
2回戦:〇10対2 烏山
3回戦:〇13対0 鹿沼商工
準々決勝:〇3対0 上三川
準決勝:●1対6 青藍泰斗
初戦から3試合連続のコールド勝ちで8強に勝ち進むと、準々決勝では完封ゲームで見事に4強入りを果たした。投打にバランスが取れた戦力に加え、野球教室を開いて地域での野球普及活動にも取り組んでいる姿勢も評価された。過去2度、地区推薦校まで選ばれながらあと1歩及ばなかった悲願の達成に、ナインはもちろん、学校関係者、地元ファンも歓喜に沸いた。
近年では2019年夏に県8強、20年秋は県準優勝、21年夏は県8強と上位進出も目立っていた。悲願の甲子園出場で、大きな壁を乗り越えた自信を胸に石橋ナインが聖地で躍動する。
(記事=浦田 由紀夫)