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クラーク記念国際が2年連続で支部優勝！佐々木監督「センバツ帰りのチームにふさわしい野球を」

2022.05.15

白取太郎内野手（クラーク記念国際）

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〈第61回春季北海道高校野球大会空知支部予選：クラーク記念国際7－0滝川西〉◇15日◇決勝◇岩見沢市営

　センバツ甲子園に出場したクラーク記念国際（北海道）が、2年連続4回目の春季空知支部優勝を飾った。左腕エースの山中麟翔（りんと）投手（3年）が、6年前から支部優勝を分け合うライバル滝川西打線を、1度も三塁を踏ませず7回2安打シャットアウト。打線は2試合連続2ケタの13安打で7点を奪い、7回コールド勝ちを決めた。

　風格を感じさせる完勝だった。7点差の7回裏2死走者なし。滝川西の最後の打者の力ない打球をつかみ、一塁に投げ渡して試合を終わらせても、山中はほんの少し、表情を緩めただけだった。昨夏の北北海道大会初戦で苦杯を喫し、甲子園の夢を絶たれた相手に、何もさせずに試合を終えた。昨秋の北海道大会優勝、続く明治神宮大会、そして今年3月のセンバツ大会。大きな舞台で戦ってきた経験が、同支部の強敵との差になり、自信となっていた。今大会3試合でエラーは2つ。22イニング無失点で空知の頂点に立った。この日、明治神宮大会以来の公式戦スタメン出場で3打数3安打2打点と気を吐いた白取太郎主将（3年）だが「一冬を越して、チームの守備面の成長が結果に出ていますね」と、自分の打撃よりチーム全体のディフェンス力向上を喜んだ。

　8日後の5月23日には秋春連覇のかかる北海道大会が開幕するが、選手にも指揮官にも気負いはない。「今まで練習試合で相手をしていただいた南北海道のチームと公式戦で対戦できるのもこれが最後。感謝の気持ちを持って、粘って、粘って、ロースコアで勝つ僕たちらしい試合をしたい」と白取主将は、普段通りのクラーク野球を目標に掲げた。佐々木啓司監督は「もちろん全部勝てればいいけれど、一番大事なのは、センバツ帰りのチームにふさわしい野球をすること」と、控えめに話した。春の札幌でライバルと自分たちの成長を感じ取り、夏に輝くための糧にする。

　なお、支部優勝したクラーク記念国際は、センバツ大会出場枠で春季北海道高校野球大会に出場するため、準優勝の滝川西も空知支部から同大会に出場する。

■5月15日の試合結果

第61回春季北海道高等学校野球大会北見支部予選
決勝	北見緑陵 7 - 5 北見工北見市東陵公園野球場応援メッセージ

第61回春季北海道高等学校野球大会函館支部予選
決勝	知内 5 - 2 函館工函館市千代台公園野球場（オーシャンスタジアム）応援メッセージ

第61回春季北海道高等学校野球大会小樽支部予選
決勝	北照 3 - 1 双葉小樽桜ヶ丘球場応援メッセージ

第61回春季北海道高等学校野球大会札幌支部予選
決勝	北星大附 8 - 1 立命館慶祥札幌円山球場応援メッセージ
	北海 2 - 1 札幌大谷札幌円山球場応援メッセージ
	東海大札幌 11 - 0 札幌北札幌円山球場応援メッセージ
	札幌第一 9 - 4 札幌龍谷札幌麻生球場応援メッセージ
	札幌日大 8 - 0 札幌静修札幌麻生球場応援メッセージ