【動画】1年生でスイングスピード130キロ前後…強力打線・我孫子東の打力に期待
2021年の夏の千葉大会で3回戦まで勝ち進むなど、実力校としても知られる我孫子東。21日に発表された春季千葉県大会の地区予選で、初戦は4月8日に連合チームと対戦することになった。
特に期待されるのは打撃だ。
私学を打ち破るべく、指揮官である坂本監督は打撃強化に力を入れている。球に対して5~10度の角度でバットをミートさせることで、外野へ強い打球をはじき返すことを意識させている。
そのためのバットの出し方を選手一人一人が試行錯誤して、打力アップに努めている。
その代表的な選手が、1年生の五十嵐龍二内野手。高校入学時はアッパースイングでもあったこともあり、スイングスピードが100キロほどだった。
しかし、我孫子東が徹底する5~10度の角度でミートさせるために、スイング軌道を改善したことで、スイングスピードは130キロを計測するまで急成長を遂げた。さらに結果としてフォームの改善によってホームランも飛び出すようになるなど、数字だけではなく結果も出るようになった。
このほかにも五十嵐と同級生・鈴木太誠内野手(1年)も坂本監督の指導で成長を遂げるなど、成長株の多い我孫子東。主将の梅澤我道内野手(2年)は「公立校で1人の能力は低いですが、私立に対抗できると思うので、チームのベクトルを合わせてこれから春夏戦えるようにしたい」とあくまで組織力で戦うことを誓った。
8日の初戦では快音が連発されるのか。春以降の我孫子東打線に注目だ。
我孫子東の練習模様と注目選手、さらに同じ第5ブロックの強豪・四街道のチーム紹介もまとめられた千葉県の公立校特集は、高校野球ドットコムの公式YouTubeチャンネル内にて配信されている。