13人の中学生投手の現在地 期待された怪物ピッチャーで最も活躍したのは?
大阪桐蔭・前田悠伍投手と東北・ハッブス大起投手
2021年も残すところあとわずか。高校野球界では今年もスーパー1年生たちの活躍、特に神宮大会では大きな話題となった。
高校野球ドットコムではこの春、過去に取材した選手たちの中から高校野球界での活躍が期待される逸材投手を13人厳選して紹介させてもらった。13人のピッチャーたちは、この1年間でどのような成長を見せたのか。答え合わせもかねて、今回は整理していきたい。
まずは、3月に紹介した13人の注目ピッチャーの顔ぶれから振り返っていきたい。
秋田北シニア 小玉 湧斗投手
宮城仙北ボーイズ 近藤 悠人投手
上尾シニア ハッブス 大起投手
東練馬シニア 針金 侑良投手
武蔵狭山ボーイズ 森 柊太投手
武蔵狭山ボーイズ 山内 教輔投手
横浜緑ボーイズ 田中 優飛投手
小山城南中 盛永智也投手
入間ブルーインパルス 永嶋 心太郎投手
湖北ボーイズ 前田 悠伍投手
東広島ボーイズ 月野 龍投手
高松シニア 寿賀 弘都投手
久留米東ボーイズ 武内 涼太投手
見覚えのある投手もいるだろうが、その筆頭格であり、13人の中で最も活躍が話題となったのは、大阪桐蔭へ進学した前田だろう。先日の神宮大会では胴上げ投手になるなど、ストレートとチェンジアップの組み合わせがよく、1年生にして完成度が高い。早くも2023年のドラフト注目投手に躍り出る活躍ぶりだった。
前田に続く活躍ぶりでいくと、東北へ進学したハッブスと国学院栃木で奮闘する盛永だろう。ともにチームのエース格として主力選手として奮闘中。早くから多くの経験を積んでいるだけに、春以降に飛躍するか楽しみだ。
その他だと、星稜にいる武内や明秀日立へ入学した近藤。また仙台育英に進んだ田中などがベンチ入りを果たし、着々と成長を見せている。
一方で高校ではバッターで奮闘している選手もいる。
東海大相模へ進学した山内は、主に代打での出場が多いが、入学して間もなく公式戦デビューも果たしており、期待は寄せられている。また英明へ進学した寿賀も、バッターとして経験を積んでいる。しかし、1年生大会ではマウンドに上がっているため、新チームからはピッチャーとしての活躍も予想される。
一方で公式戦のベンチ入りを目指して、仲間としのぎを削りあっている選手も中にはいる。高校の壁に苦戦を強いられているが、持っているポテンシャルは確かであることは間違いない。春以降、驚くような成長を見せて、高校野球界をさらに沸かせてくれることを期待したい。
(記事:田中 裕毅)
秋田北シニア 小玉 湧斗投手
→健大高崎
宮城仙北ボーイズ 近藤 悠人投手
→明秀日立
上尾シニア ハッブス 大起投手
→東北
東練馬シニア 針金 侑良投手
→日大三
武蔵狭山ボーイズ 森 柊太投手
→健大高崎
武蔵狭山ボーイズ 山内 教輔投手
→東海大相模
横浜緑ボーイズ 田中 優飛投手
→仙台育英
小山城南中 盛永智也投手
→国学院栃木
入間ブルーインパルス 永嶋 心太郎投手
→武相
湖北ボーイズ 前田 悠伍投手
→大阪桐蔭
東広島ボーイズ 月野 龍投手
→浦和学院
高松シニア 寿賀 弘都投手
→英明
久留米東ボーイズ 武内 涼太投手
→星稜