滋賀学園が近畿初戦敗退でも注目される理由
滋賀学園・阿字 悠真
29日に第93回選抜高校野球大会の出場校が決定する。毎年、選考が難航する近畿地区は今年もハイレベルな戦いが繰り広げられた。
近畿地区に割り当てられている一般選考枠は6枠。智辯学園、大阪桐蔭、市立和歌山、京都国際の4強以上のチームは当確とみられる中、8強入りの神戸国際大附、天理、龍谷大平安、智辯和歌山の4校で残り2枠を争われるのが順当だろう。
そんな中、8強入りは果たせていないが気になるチームがある。それは、滋賀1位で近畿大会に出場した滋賀学園だ。まず、昨秋の戦いぶりは以下の通り。
秋季近畿 1回戦 智辯学園 8-9● *サヨナラ負け(延長10回)
秋季県決勝 近江 5-4○ *サヨナラ勝ち
秋季県準決勝 比叡山 9-7○
秋季県準々決勝 彦根翔西館 5-1○
秋季県 3回戦 北大津 7-6○ *サヨナラ勝ち
秋季県 2回戦 大津 10-4○
総得点 44
総失点 31
宿敵・近江との県大会決勝では5対4のサヨナラ勝ちで県内34連勝中だった近江の連勝記録に終止符を打った。そして近畿大会は初戦敗退も、のちに近畿王者となる智辯学園に延長10回にもつれ込む接戦で破れている。
今年のチームは最速146キロ右腕、エースの阿字 悠真、県決勝でサヨナラ打を放った主将の知花 優摩がチームの中心だ。選考ではどういう評価を受けるだろうか。29日15時半の発表を待ちたい。
(文:藤木 拓弥)
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