2017年軟式U-15代表で高卒プロ入りしたコンビは超高校級選手へ成長
内山壮真
2017年、軟式のU-15代表で高卒プロ入りしている選手が2名いる。
1人目が根本 悠楓(苫小牧中央)。最速146キロの速球とハイレベルな切れ味を誇るスライダーを武器にする本格派左腕。夏の北海道大会では多くの奪三振を重ね、北海道日本ハムから5位指名を受けた。
2人目が内山壮真(星稜)。代表では4番を打ち、チームメイトとなった代表選手から「モノが違う」と絶賛されていた選手だ。残した実績も次元が違った。1年夏から4度の甲子園に出場。高校通算30本塁打を超え、捕手、遊撃手としても高校生としては一級品。170センチ前半でこれほどセンス溢れた野手はなかなかいない。
それでいて飛ばすツボを持っている。野手育成力の高い東京ヤクルトから3位指名を受け、これまでヤクルトに入団して大化けしている先輩たち同様、内山もその路線に入ることを期待したい。
こうしてみると、U-15代表入りから高卒プロ入りするのは難易度が高いことがよく分かる。
(記事=河嶋宗一)
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