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明徳義塾&尽誠学園・甲子園交流試合での全力を誓う!

2020.07.09

明徳義塾&尽誠学園・甲子園交流試合での全力を誓う! | 高校野球ドットコム
記者会見に応ずる明徳義塾主将・鈴木 大照(3年・捕手)

 8月10日(月)~12日(水)・15日(土)~17日(月)の計6日間・兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開催される「2020年 甲子園高校野球交流試合」の組み合わせ抽選会が7月8日(木)17時からオンライン方式で行われ、四国地区から出場する明徳義塾(高知)は大会第1日目の第2試合で鳥取城北(鳥取)と、尽誠学園(香川)は最終日の第2試合で智辯和歌山(和歌山)との対戦が決まった。

 抽選会当日、午前中に始業式を終えた明徳義塾は、13時過ぎから1週間の帰省期間に入った1年生を除く2・3年生全員で約3時間半、ノック・打撃といった基本練習を丁寧に行った。その間、主力選手も取材に応じ、エース左腕の新地 智也(3年・左投左打・176センチ76キロ・ヤング岡山メッツ<岡山>出身)は「甲子園では最初から最後までマウンドにいて勝ちたい」。50メートル走5秒7のリードオフマン。この日「プロ志望届」提出の意向も表明した奥野 翔琉(3年・中堅手・右投左打・175センチ74キロ・明徳義塾中出身)「このコロナ禍で苦しんでいる方々に勇気を与えたいと思っているし、自分自身としてもプロに進むためのアピールをしたい」と、それぞれの決意を述べている。

 練習終盤、鈴木 大照主将(3年・捕手・右投右打・170センチ70キロ・河南リトルシニア<大阪>出身)は1人練習を離れ、校内別室の抽選会会場へ。対して馬淵 史郎監督は報道陣と共に抽選会の様子を配信で確認し、鈴木主将が鳥取城北が待ち受けていたくじを引いた直後「鳥取城北とは練習試合でも1回もないと思うが、いい勝負になると思う。こういう暗い時代に、試合を見ているファンの皆さんに夢や希望を持ってもらえるように最後の1球まで全力で戦いたい」とコメント。その後は早速センバツの冊子で相手の概要をつかんでいた。

 そして18時すぎ「多くの方が見ていたオンラインは緊張した」抽選会を終えた鈴木主将も報道陣のカメラの前へ。「鳥取城北は雑誌で見ても右投手たちが球速140キロを超えるようなので、例年以上に冬から取り組んできた筋力アップの成果を見せたいし、野球以外の部分も含めて明徳義塾で2年半やってきた集大成を出したい」と意気込みつつ、140キロ超右腕の1人・鈴木にとって河内長野市立千代田中(大阪)の同級生である鳥取城北中川 央(3年・投手・180センチ81キロ・右投右打・富田林リトルシニア<大阪>出身)との再会に対しては「楽しみにしています」と笑顔を見せた。


明徳義塾&尽誠学園・甲子園交流試合での全力を誓う! | 高校野球ドットコム
リモート抽選会での尽誠学園主将・菊地 柚(3年・二塁手)

 一方、尽誠学園は授業後、オンライン抽選会に参加した主将・菊地 柚(3年・二塁手・右投右打・170センチ66キロ・ヤング神戸須磨クラブ<兵庫>出身)も途中から加わり19時半までじっくりと汗を流した。そして練習後「高校野球ドットコム」の独占電話取材に応じた西村 太監督は「我々は挑戦者。試合まで残りの40日間で投手の制球や守備の細かいところ、判断力を詰め、センバツ中止になった想いを知っている仲間たち同士でいい試合をしたい」とコメント。

 また、菊地主将は抽選会中に「相手は投打ともにレベルの高いいいチーム」と智辯和歌山(和歌山)に敬意を表した上で「小さいころからの夢だった甲子園で1試合ができることに感謝し、勇気や感動を与えられる試合がしたい」と意気込みを述べている。

 なお、両校はいずれも第1シードとして明徳義塾は7月18日(土)開幕の「高知県高等学校野球特別野球大会」、尽誠学園は7月22日(木・祝)開幕の「令和2年度香川県高等学校野球大会」に出場。「自分たちの代は新人戦も秋も県では優勝できていないので、最後は優勝したい」(明徳義塾・鈴木主将)、「(昨秋に続き)優勝する」(尽誠学園・菊地主将)四国を代表する2校をどこが倒しにいくかにも注目が集まる。

(記事=寺下友徳

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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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