日本ハム・高浜祐仁が支配登録へ 横浜高時代の輝きを再び取り戻すことはできるか?!
横浜高時代の高浜祐仁(日本ハムファイターズ)
パ・リーグ5位とスタートダッシュが出遅れた北海道日本ハムが8日、育成の高浜祐仁を支配会登録することを発表。2019年のオフに育成契約を結んだばかりだった高浜が、早くも支配下に戻り、1軍に昇格をした。
千葉ロッテにいる髙濱卓也を兄に持つ高浜祐仁は2014年のドラフトで7位指名を受けてプロの世界へ飛び込んだ。中学時代は飯塚ボーイズでプレーし、高校では名門・横浜に進学。同じく日本ハムで奮闘する浅間大基とともにチームを牽引し続けた。
横浜では1年生の春からベンチ入りを果たすと、1年生の夏には早くから4番を担っていた高浜。チームの主戦力として活躍し続けてきたが、初の全国の舞台は2013年の夏の甲子園。神奈川大会では準々決勝でエースとして活躍していた松井裕樹(現東北楽天)を擁する桐光学園と対戦。この試合で高浜は4番としてホームランを含む3打数1安打の活躍。好投手・松井を打ち崩し、3対2で勝利すると、勢いに乗って神奈川を制した。
夏の甲子園では3回戦で高橋光成を擁する前橋育英に敗れたが、翌春の選抜に出場する。しかし八戸学院光星に5対9で敗戦。最後の夏となった神奈川大会では140キロカルテットを揃えた東海大相模の前に3対5で敗戦。高浜は5打数1安打と結果を残したが、3季連続甲子園とはならなかった。
ドラフト7位で日本ハム入団後は2015年と2017年に1軍の試合に出場したが、主に2軍でプレー。昨シーズンは59試合で打率.220、本塁打4、打点22という成績を残している。
後輩たちが入団し、年代的に中堅にさしかかろうとしている高浜。しかし育成から再び支配下になるというのは球団の期待の表れではないだろうか。その期待に応えるようなバッティングをし続けた先に、1軍の舞台が待っているに違いない。
(記事=編集部)
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