清宮&安田が揃って初の開幕1軍!他の2017年のU18選手たちは?
清宮幸太郎と安田尚憲
いよいよ待ちに待ったプロ野球が19日から開幕する。その開幕戦にベンチ入りできる出場選手登録が発表され、大卒1年目の即戦力ルーキー・森下暢仁(大分商出身)らがルーキーたちもベンチ入りを果たした。そして勝負の3年目を迎えた日本ハム・清宮幸太郎(早稲田実業出身)も3年目で初の開幕1軍入りとなったことで話題となっている。
同級生を見ると、2019年シーズンで新人王となり、チームの主砲として注目される村上宗隆(九州学院出身)が開幕1軍入りをしている。また、西武ライオンズの平良海馬(八重山商工出身)や現在急成長している湯浅大(健大高崎出身)も開幕1軍入りするなど、同世代が活躍し始めた。
そこで今回は、2017年のU18の代表選手たちを中心に、高卒3年目でベンチ入りを果たした選手たちを見てきたい。まず、当時のU18代表メンバーのなかで、プロの世界に飛び込んだのは以下の7名。
・清水達也(花咲徳栄出身)
・櫻井周斗(日大三出身)
・田浦文丸(秀岳館出身)
・中村奨成(広島広陵出身)
・西巻賢二(仙台育英出身)
・清宮幸太郎(早稲田実業出身)
・安田尚憲(履正社出身)
・伊藤康祐(中京大中京出身)
・増田珠(横浜出身)
この中で2020年シーズンの開幕1軍の座を確保できたのは、清宮と安田の2人のみ。他のメンバーは開幕2軍スタートとなった。
清宮は怪我の影響でキャンプこそスタートが出遅れたものの、開幕がずれ込んだことで1軍に間に合い、オープン戦4試合に出場。8打席とチャンスは少なかったが、打率.333の成績を残した。また、オープン戦でホームランこそ出なかったが、6月10日の東京ヤクルト戦ではホームランが飛び出すなど、首脳陣へアピールして開幕1軍の座をつかみ取った。プロ2年間で通算14本塁打に終わっているが、開幕1軍をキッカケに飛躍してほしいところだ。
その清宮と高校時代から比較された千葉ロッテの安田も3年目で初の開幕1軍に入った。2月のキャンプから1軍スタートを切り、オープン戦で9試合で24打席立った。打率.136という成績で苦戦をしたが、16日の巨人との練習試合では代打で出場し、逆方向へ一発を放って見せて首脳陣へアピールすることが出来た。ここまでの2年間はファームでじっくり経験値を溜め、2019年には19本塁打を放ってホームラン王。さらには82打点をマークして打点王になるなど実績を残してきた安田。3年目の今シーズンの大暴れを期待したい。
開幕1軍を逃し、2軍スタートとなったが、今年は試合数を減らしてシーズンが開幕する。2軍でアピールを続ければ、1軍に上がれるチャンスは十分にある。練習試合で清宮を抑えた櫻井をはじめ、3年目を迎えた高校日本代表選手たちの奮闘に期待をしたい。
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