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優勝狙う中京大中京が最多輩出 センバツ出場校出身の現役NPBプレーヤーは?【東海地区】

2020.01.27

優勝狙う中京大中京が最多輩出 センバツ出場校出身の現役NPBプレーヤーは?【東海地区】 | 高校野球ドットコム
中京大中京時代の堂林翔太選手と県立岐阜商時代の高橋純平投手

 1月24日に今春のセンバツに出場する32校が発表された。その32校を地区ごとにわけ、各校のOBにどれだけの現役NPBプレーヤーがいるのかを確認していきたい。今回東海地区だ。

 東海地区は明治神宮大会で中京大中京高校(愛知)が優勝をはたしたことで、本来の2枠に明治神宮大会枠として1枠が増加。合計3枠となった。

 愛知大会、東海大会、明治神宮大会と公式戦無敗で勝ち進んできた中京大中京。侍ジャパン日本代表を率いる稲葉篤紀監督の母校でもある。現役のOBでは、このシーズンオフに楽天からヤクルトへと移籍した嶋基宏がいる。

 堂林翔太磯村嘉孝の広島勢は1学年の違いということもあり、そろって甲子園に出場。2009年夏の甲子園ではバッテリーとして優勝を勝ち取っている。その他には伊藤隼太(阪神)、伊藤康祐(中日)のふたりが同校のOBとなる。

 各選手ともに2019年シーズンはレギュラーとして起用されたわけではない。とくに伊藤隼太はプロ入り以来初めて一軍出場が0に終わってしまった。母校の快進撃に乗じた今シーズン巻き返したい。

 東海大会で準優勝に輝いたのは、県立岐阜商業高校(岐阜1位)だった。先日、急逝した高木守道氏や中日、西武で活躍した和田一浩氏の母校だ。現役選手では高橋純平(ソフトバンク)、三上朋也(DeNA)の投手陣にベテランの石原慶幸(広島)がいる。2015年ドラフト1位の高橋は昨シーズン、中継ぎとして45試合に登板しブレイクを果たした。今シーズンは先発転向を直訴しており、さらなる飛躍に期待がかかる。

 3校目の選出となったのは加藤学園高校(静岡2位)だった。春夏通じて初めての甲子園出場となる。同校出身のNPBプレーヤーは高橋朋己(西武)ただひとり。現在は育成契約で故障からの復帰へ向け汗を流している。

【現役NPBプレーヤー】
<東海>
中京大中京(愛知/10年ぶり31回目)
伊藤康祐(中日)
伊藤隼太(阪神)
磯村嘉孝(広島)
堂林翔太(広島)
嶋基宏(ヤクルト)

県立岐阜商業(岐阜/5年ぶり29回目)
高橋純平(ソフトバンク)
三上朋也(DeNA)
石原慶幸(広島)

加藤学園(静岡/初出場)
高橋朋己(西武)※育成契約

(文=勝田 聡

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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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