【北海道日本ハムファイターズから8位指名を受けた姫野 優也選手(大阪偕星学園)】

■北海道日本ハムファイターズから8位指名・姫野 優也選手(大阪偕星学園)!笑顔、そして涙も!

 今夏、大阪4連覇を狙った大阪桐蔭を破り(試合レポート)悲願の甲子園初出場を果たした大阪偕星学園。深夜にまで及ぶ猛練習が話題となり注目を集めた。
そんな叩き上げという言葉が最も似合うチームを投打でチームを引っ張ったのが姫野 優也。投げては140km/h超えのキレのいい球を投げ込む右の本格派で、打者としては高校通算26本塁打の長打力が武器だ。遠投は120m以上、50mは6.2秒と身体能力に優れ投打にセンスを感じさせる姫野は22日に行われた「プロ野球ドラフト会議2015」で、北海道日本ハムファイターズから8位指名を受けた。

 姫野はドラフト会議開始の5分前にやや緊張した面持ちで会場入りし席に着く。その後は部員が会場に現れたこともありややリラックスした表情に。指名まで約3時間近く待つこととなったが、インターネットの速報を見た部員から歓声が上がり指名されたことを知ると笑顔がこぼれ思わず涙ぐむ場面も。
「かからないかなぁと思いがよぎって。これでかからんかったらへこむたろなぁと。ずっと待ってたんで指名していただいて嬉しいです。いろいろありましたけど自分の夢叶ったんで幸せです」

 姫野は奈良の強豪・天理に入学したが1年の夏前に退部。その後は工事現場で働くなどし1年秋に大阪偕星学園に編入。1年間は公式戦に出られないため3年夏が甲子園を目指せる最初で最後のチャンスだった。回り道をした野球人生だからこそ野球が出来るありがたみが骨身に染みる。
「監督さんには感謝してますし、今まで支えて下さった方に感謝の気持ちを伝えたいです。野球やってて良かった。一番は監督さんやチームメイトのおかげ。一軍に早く上がって恩返し出来るように頑張りたいです」

 姫野の横で長い間、指名を待っていた山本 皙監督は「ハラハラドキドキですわ。プロ入ったら順位は関係ないですし、彼の頑張りに期待したい」と教え子の成長を喜んだ。打者として評価する声が多いが山本監督は「ボールの力強さが全然違う」と投手・姫野にも強い可能性を感じている。

 姫野が練習にも学校にも姿を見せなくなっていた時期に「戻って来いよ。待ってるからな」と声をかけ続けた前キャプテンの田端 拓海は、姫野が指名されたことを知ると「絶対指名されると思って信じてました。(指名が)来た時は自分のことのように嬉しかったし、いろんなものがこみ上げてきました」と涙ぐむほど喜んだ。「プロの世界は厳しいと思いますけど、そこで活躍出来る才能を絶対持ってると思うので、1軍で活躍する姿を早く見たいです」と話した。

 引退後も毎日練習に参加し体作りを行っている姫野、「感謝」と「恩返し」の言葉を胸にプロの世界に挑む。

プロ野球ドラフト会議2015特設サイト

【高校野球ドットコム編集部】
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