高校時代は阪神の若きエース候補・西と同期。亜細亜大の本格派右腕・草加勝はドラフト上位指名の可能性
草加 勝(亜細亜大)
今年の大学生で期待している投手がいる。それが亜細亜大の草加 勝投手(3年=創志学園)だ。高校時代、阪神の若きエース候補・西 純矢投手(創志学園出身)の控え投手だったが、この3年間で、ドラフト候補へと成長した。
草加がドラフト候補として注目されるようになったのも、昨秋、東都1部で防御率0.29をマークし、最優秀投手のタイトルを獲得したことが大きい。
土台の良い投球フォームが目につく。左足をあまり高く上げるフォームではないが、軸足にしっかりと体重が乗って、スムーズな旋回からトップを作り、リリースに入る。胸をしっかりと張って、絶妙のリリースポイントで離すことができるなど、かなり実戦的だ。
140キロ後半の速球は伸びが抜群で、東都トップクラスの球質の良さを誇る。
9月29日の中央大戦。2.2回を投げて、3奪三振、無失点の快投を見せた。この日は、23年のドラフト上位候補に挙がる中央大・西舘 勇陽投手(3年=花巻東)よりも、よく見えた。そして昨年ドラフト4位で西武入りした青山 美夏人投手(横浜隼人出身)より見栄えが良かった。
今年1年間、好成績を残し続ければドラフト上位指名も十分ありえる。