23年のWBCの主役は大谷翔平。なぜ日本の野球ファンは熱狂するのか
大谷翔平(エンゼルス)
The leading role of WBC is Shohei Otani. Why Japanese baseball fans go wild
世間の関心はワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の侍ジャパン、エンゼルス・大谷 翔平投手(花巻東出身)に目を向けられている。
21年、MLBでMVPという輝かしい称号を手にして、今もなおMLBの一流選手、解説者を驚かせるパフォーマンスを見せる大谷。そんな選手が日本に戻ってくるとあって、騒ぎになって当然だ。大谷がどれだけ騒がれているのか、なぜ騒がれているのかを振り返っていく。
強化試合の阪神戦では2本塁打を放った。1本目は拾って打つ形で、2本目はバットが折れたにも関わらず、右中間スタンドへ。この衝撃的な本塁打は、日本のメディアはトップ級の扱いを行い、一流のプロ野球選手、そして解説者からも驚嘆の声が相次いだ。
地上波のWBC中継のインターバルに放映されるCMのほとんどが、大谷が出演したもの。これまでのWBCで、現役出場選手が大体的に登場するCMが中心なのは、記憶にない。
そして9日の中国との初戦では、投手としては最速160キロをマークし、4回無失点の快投。そして打者としても2安打2打点の活躍を見せた。主役が期待通りの活躍を見せ、中国戦の試合後にはお立ち台に上がった。
大谷が大スターとして多くのファンに愛されているのは、規格外のパフォーマンスだけではない。試合後のコメントでも相手チーム、チームメートにリスペクトした言動、また、所作でもそれらを感じられる。
実力、品格ともに備えた大スターの出現に日本の野球ファンは見逃さまいと、大谷に注目をしている。これからも驚く活躍を見せてくれるだろう。
23年のWBCは大谷翔平が主役となっている。