侍ジャパン相手に快音連発 日本ハム期待の高卒4年目スラッガーの覚醒は来るか
野村佑希(日本ハム)
先日行われた侍ジャパンとの強化試合で日本ハム・野村 佑希内野手(花咲徳栄出身)が2安打2打点の活躍を見せた。
野村は2018年のドラフト会議で2位指名を受け日本ハムに入団した。花咲徳栄(埼玉)時の2017年には2年生ながら4番を任され、1学年上の清水 達也投手(現中日)、西川 愛也外野手(西武)らとともに甲子園優勝を経験。高校通算58本塁打の長距離砲として活躍を期待された。
今年は打率こそキャリアハイを記録したものの、プロ入り後、毎年のように悩まされているケガに今年も泣いた。開幕前の春季キャンプで足首をケガし開幕に出遅れると、8月にも脇腹のケガのために約1か月の間、1軍を離れた。この離脱が無ければ2ケタ本塁打や100試合以上の出場も目前だっただけにチームとしても自身としても痛い離脱だった。
野村は清宮 幸太郎内野手(早稲田実業出身)と共にチームの中心となることが期待される若手選手の1人。高校時代は両者とも長距離砲として名の知れた打者だったが、清宮とは異なり、野村は“右の中距離打者”として今年ブレークした先輩・松本 剛外野手(帝京出身)のような活躍が求められる。
今年のドラフト会議では、大学に進学していた同年代がプロの世界に入ってきた。ケガ無く1年を通じて試合に出場することができれば間違いなく同世代の中でも活躍するだろう。来年はケガ無く1年を乗り切ってほしい。
(記事:編集部)