プロ野球の世界において2軍は若手を育成するだけでなく、ベテランや不振に陥った選手の調整であったり、故障明けの選手の実戦復帰の場など、様々な立場の選手の集合体だ。果たして各球団はどのような状況の選手に登板機会を与えているのだろうか。各球団の2軍における登板数と投球回数をそれぞれ確認してみたい。

 楽天の2軍における登板試合数上位は宮森智志投手(呉商出身)の24試合、髙田 萌生投手(創志学園出身)の23試合、弓削 隼人投手(佐野日大出身)の21試合だった。

 育成ドラフト1位ルーキー宮森は大卒で独立リーグを経由しており現在24歳。2軍で守護神を務めた。17セーブはリーグトップで2位の小澤 怜史投手(ヤクルト)の8セーブを大きく上回る。防御率3.68とやや打ち込まれている感はあるが、7月30日に支配下登録されて、1軍デビューも飾った。

 移籍2年目の昨シーズンから中継ぎとして起用されている高田は防御率5.82と苦しんでいる。1軍には2度呼ばれ、1試合に登板するも2回2失点、被安打3、被本塁打1と打ち込まれた。5月22日に登録を抹消されてからは2軍で汗を流している。

 今シーズンの弓削は完全に中継ぎに転向し開幕1軍をつかんだ。新型コロナウイルス陽性判定を受けたことで一時離脱したものの、1軍で12試合に登板。防御率0.00と結果を残したが5月22日に登録を抹消された。その後、2軍では21試合の登板で防御率1.19と文句のない成績を残している。

 投球回数では高田 孝一投手(平塚学園出身)の78.1回、藤井聖投手(富士市立出身)の66回、王彦程投手の60.2回の3人が上位となっている。

 高田は1軍でも1試合に先発したが、4回途中4失点と結果を残すことができなかった。2軍では14試合で防御率1.72と安定した投球を続けている。

 2年目の藤井は1軍でプロ初先発初勝利を達成するも、その後2連敗。6月10日の巨人戦で敗れてからは2軍調整中となっている。2軍では11試合の登板で防御率3.41。しかし7月に入ってからは2試合の登板は5回4失点、6回5失点と結果を残すことができていない。

 両投手とも2軍で結果を出し、後半戦での再昇格を目指す。

 育成契約の王は12試合の登板で防御率4.15。すべて先発で起用されており、将来的な先発ローテーション投手への成長が期待される。

<2軍登板数>
24試合:宮森智志
23試合:髙田 萌生
21試合:弓削 隼人

<2軍投球回数>
78.1回:高田 孝一
66回:藤井聖
60.2回:王彦程

※2022年8月3日終了時点

(記事=勝田 聡)