10月17日のドラフト会議まであとわずかとなった。高校生、大学生、社会人の選手たちが話題に挙がっているが、国内独立リーグの選手でも注目すべき存在はいる。

 その1人がルートインBCリーグ(以下、BCリーグ)の武蔵ヒートベアーズに所属する身長188センチの大型外野手・加藤壮太である。

BCリーグ屈指の大型外野手・加藤壮太



守備に就く加藤壮太

 加藤は中京高校(現・中京学院大中京高校)出身の高卒3年目。今シーズンはBCリーグで打率.310(258打数80安打)、7本塁打、35打点、29盗塁とキャリアハイの成績を残している。

 9月中旬にBCリーグ選抜の一員としてNPBとの交流試合にも出場。そこでも結果を残した。その手応えについて加藤はこう言った。

 「走塁や、守備範囲の広さ、強い打球を打つこととであったり、今できることは出せたのでアピールできたかなと思います。まだまだ足りないですけどね」

 謙遜はしているが、自信がないわけではない、といったところだろう。

中京高校時代の記憶



打席での加藤壮太

 中京高校時代には今井 順之助(現・日本ハム)とともに甲子園にも出場している。

 「(今井は)バッティングはすごかったです。同じ高校生の時は敵わないなって思いましたね。でも、タイプが違いますけど、ぼくも成長してますし、差は埋まっていると思いますね。まぁ勝ち負けじゃないんですけどね」

 NPBへと進んだ今井との差は埋まっている手応えもしっかりあるようだ。

 また、高校時代に対戦してきた投手のこともしっかりと覚えていた。

 「東邦の藤嶋(健人/現・中日)なんかは練習試合で対戦しましたけど、体つきから違いましたよ。印象に残ってます。(甲子園で戦った)常総学院の鈴木(昭汰/現・法政大)は強気のまっすぐで押してくる投手だったんですけど楽しめましたね」と高校3年時、つまり3年前の印象を教えてくれた。

 今は対戦投手のデータを扱うのがあたりまえの時代。データと自身の記憶、感覚を融合させ確率を上げていかなくてはならない。その要素のひとつである記憶力に優れているのはプラス材料だろう。

 高校3年時はプロ志望届を提出したものの指名漏れ。それから3年、BCリーグの舞台で成績を残せるようになり、再びドラフト候補として注目されるようになった。

 3年越しの夢は叶うだろうか。答え合わせは10月17日だ。

(取材=勝田 聡)

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