目次

[1]高校第1号はバックスクリーン弾!
[2]ラストサマーへ向けて大胆な打撃改造
[3]聖光学院に敗れたも一矢報いる一打は打てた

  ドラフトまであともうすぐ。今年の高校生野手の中で、貴重な強打のショートストップとして注目されるのが高校通算48本塁打を誇る園部 佳太(いわき光洋)だ。なんとそのうち20本以上が、3年生になって量産したものである。今回は園部の成長の歩みを追った。


高校第1号はバックスクリーン弾!

園部 佳太(いわき光洋)

 園部のボールの触れ合いは小学校1年生から。6年生までソフトボールをやっていた園部。当時からポジションはショートだった。そしてソフトボールが終わった小6の冬から中1の夏まではリトルリーグに所属。豊間中では全国大会を狙いセレクションを毎年行う「いわき松風クラブ」の選考に合格し、実力を磨いた。のという福島県選抜の中学軟式野球チームに所属し、練習に励んだ。

 そして高校選択をする中学3年生、兄がプレーしていた東日本国際大昌平に進学することを決意。最終的にはいわき光洋に入ることを決意する。

 高校から硬式に代わったが、すんなりと適応できたのは、小学校に経験していたソフトボール経験が生きている。

「硬式になってもそんなにバウンドが変わらなかったので、そこはソフトボールをやっていてよかった点だと思います」
そして園部は入学して1か月後の練習試合・日大東北戦。東日本国際大昌平グラウンドのバックスクリーンに高校第1号の本塁打を記録。しかもそのグラウンドは中堅122メートルもある広いグラウンド。いきなりポテンシャルの高さを見せたが、その後は調子を崩し、夏ではベンチ入りはできなかった。

 しかし同年秋にはレギュラーを獲得すると、県大会準決勝・聖光学院戦で、左腕・鈴木 拓人から公式戦初本塁打となる左越えの3ラン本塁打を放つ。
「打ったのはスライダー。率直にいって気持ちよかったです」と笑顔を見せた園部。ここから園部は県内屈指のスラッガーとして評判を高めていく。まず最初の冬は、1日1000スイングを課し、振る力を鍛えていった。

 冬が明け、2年夏の初戦・会津戦で本塁打をマーク。しかしチームは負けてしまい、初戦でいわき光洋は姿を消すことになった。

 2年秋からは主将に就任。小学校、中学校と今まで主将の経験がなかった。それでも自分がやるつもりだった。
「自分しかいないと思っていました。チームメイトを引っ張ることに関してはそんなに不安はなかったです」とその当時の思いを明かした。チームは県大会で準々決勝に進出し、学法石川には敗れたものの、園部は同じくプロ志望届けを提出した尾形 崇斗に対し、4打数2安打を記録し、手ごたえを感じていた。

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