本気で優勝を目指し、常総学院に16得点を入れて大勝した聖光学院。その聖光学院を投打で引っ張るのが鈴木 駿輔である。甲子園では優勝を目指す東邦を140キロ台のストレートを軸に抑え込んだ。そして打っても4番打者として強い打球を連発。夏が終わっても鈴木は二刀流としての活躍するための準備を行っていた。

更なるレベルアップを目指し、体重増加に取り組む

 投手としても、打者としても活躍したいと考える鈴木。夏が終わってから、まず体重増加に取り組んだという。夏の甲子園登録上、182センチ75キロとなっていた鈴木だったが、甲子園が終わると70キロまで落ちていたようだ。このままではパワーも出ないと考えていた鈴木は食べる量も増やし、またウエイトトレーニングもスクワット系のトレーニングメニューを中心にこなすことで、筋力量を増加させて、結果的に体重を増やすことを取り組んできた。今では身長が184センチまで伸びて、体重も74キロまで戻ってきた。

 結果としてどうなったかというと球質が重くなった。ストレートのスピードは常時130キロ中盤、最速138キロと甲子園と比べると目に見えて速くなったわけではないが、球威は出るようになった。また縦スライダーの切れも良く、常総学院打線を苦しめることができていた。ただストレートが引っ掛かりすぎてしまい、5回途中で3失点でマウンドを降りたのは反省点が残る投球内容であた。

 もう1つのウリである打撃については、投球以上に調子が良く、「甲子園の時はずっと調子が良くなかったけど、今では非常に調子が良いです」と語るようにボールに対して素直に入っていける形となっており、常総学院戦では5打数3安打2打点。打球の質もだいぶ変わってきた。
 高校卒業後は強豪揃いの大学リーグでプレーすることが決まっている。そこでは投手としてプレーする予定だが、野手としても期待をかけられており、「投手としてのレベルアップはもちろんですが、野手としての練習もこれからも継続していきます」と二刀流としての活躍を誓った鈴木駿。
 まず国体優勝へ向けて投打で大暴れを誓う。

(文=河嶋 宗一

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