第30回 「侍ジャパン大学代表候補」から学ぶ3つの心得2019年01月16日

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【目次】
[1]「侍ジャパン大学代表候補」は周囲への感謝を忘れない
[2]「侍ジャパン大学代表候補」は自らの特徴を理解し、活かす

 2019年は7月16日(火)から21日(日)まで愛媛県(2試合)、山口県(1試合)、福島県(1試合)、全5戦・日本開催の「第43回日米大学野球選手権大会」を闘う「侍ジャパン大学代表」。高校球児の多くにとって現実的な選択肢である大学野球のトップクラスでどのような世界なのかは、大いに興味が湧く部分であろう。

 そこで今回は、昨年12月に開幕戦開催地となる愛媛県松山市の坊っちゃんスタジアムで行われた「侍ジャパン大学代表候補選手強化合宿」で起こった出来事の中から役立つ心得を紹介。現役選手たちはもちろん、新たなステップへと踏み出そうとしている卒業生たちもぜひ参考にしてほしい。

「侍ジャパン大学代表候補」は周囲への感謝を忘れない



練習の合間に自らトンボをかける侍ジャパン大学代表・生田 勉監督

 「さあ、行こうか!」
 シートノック後、侍ジャパン大学代表・生田 勉監督から合宿中のキャプテンに指名された佐藤 都志也(東洋大4年・捕手・右投左打・180センチ77キロ・聖光学院)、同じく副キャプテンに指名された海野 隆司(東海大4年・捕手・右投右打・173センチ80キロ・関西)が選手たちに声をかけると、一斉に参加全39選手たちは坊っちゃんスタジアム・一塁側・三塁側カメラマン席横にあるトンボ置き場へ。しばらくして始まったのは……総出でのグラウンド整備である。

 普通「代表候補」の肩書が付けばグラウンド整備は球場係員にお任せであっても当然な場面。しかし彼らは何のちゅうちょもなく、自チームにいる時と同じ動きをしていたのである。さらにノックの合間では生田監督が自らグラウンド整備をする場面も。合宿冒頭と最後にはサポート役をしてくれた愛媛大・松山大硬式野球部への感謝のあいさつもあり、私たち報道陣へのあいさつ、対応も模範的なものだった。

 侍ジャパン大学代表は特権階級では決してなく「大学野球界を背負っている責任を示す場所」。候補の時点にしてそういった矜持を共有できている部分は、高校生の皆さんも「学校・地域の代表」という言葉に置き換えて、ぜひ見習ってほしい。 

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プロフィール

寺下友徳
寺下 友徳
  • 生年月日:1971年12月17日
  • 出身地:福井県生まれの東京都東村山市育ち
  • ■ 経歴
    國學院大學久我山高→亜細亜大。
    幼稚園、小学校では身長順で並ぶと常に一番後ろ。ただし、自他共に認める運動音痴から小学校入学時、早々に競技生活を断念。その後は大好きなスポーツに側面から関わることを志し、大学では応援指導部で4年間研鑽を積む。亜細亜大卒業後はファーストフード販売業に始まり、ビルメンテナンス営業からフリーターへと波乱万丈の人生を送っていたが、04年10月にサッカーを通じて知り合った編集者からのアドバイスをきっかけに晴れてフリーライター業に転進。07年2月からは埼玉県所沢市から愛媛県松山市へと居を移し、現在は四国地域を中心としたスポーツを追いかける日々を過ごす。
  • ■ 小学校2年時に福岡からやってきた西武ライオンズが野球と出会うきっかけ。小・中学校時代では暇さえあれば足を運んでいた西武球場で、高校では夏の西東京予選の応援で、そして大学では部活のフィールドだった神宮球場で様々な野球を体感。その経験が取材や原稿作成の際に「原体験」となって活きていることを今になってつくづく感じている。
  • ■ 執筆実績
    web上では『ベースボールドットコム』(高校野球ドットコム、社会人野球ドットコム、独立リーグドットコム)、書籍では『ホームラン』、『野球太郎』(いずれも廣済堂出版)、『週刊ベースボール』(ベースボール・マガジン社)など。『甲子園だけが高校野球ではない2』(監修・岩崎夏海、廣済堂出版)でも6話分の取材・文を担当した。

    さらに野球以外でもサッカーでは、デイリースポーツ四国3県(香川・高知・愛媛)版・毎週木曜不定期連載中の『スポーツライター寺下友徳・愛媛一丸奮闘記』をはじめ、「週刊サッカーダイジェスト」(日本スポーツ企画社)、『サッカー批評』、web『スポーツナビ』など多数媒体での執筆実績あり。また、愛媛県を熱くするスポーツ雑誌『EPS(ehime photo sports)』でも取材協力を行っている。
  • ■ ブログ:『寺下友徳の「四国の国からこんにちは」』■twitterアカウント@t_terashita
    ■facebook: http://www.facebook.com/tomonori.terashita
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