第971回 殖栗 正登トレーナーが説いた 球速アップに必要な「土台」2020年02月12日

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【目次】
[1]技術論の前に説いた「パフォーマンス前提条件」「コーチング論」
[2]「パフォーマンス前提条件」と「コーチング方法」の概略

技術論の前に説いた「パフォーマンス前提条件」「コーチング論」



2020年度徳島県中学校体育連盟軟式野球部講習会で腰を務めたインディゴコンディショニングハウス・殖栗 正登トレーナー

 さる2月1日(土)徳島県徳島市のJRホテルクレメント徳島で開催された「2020年度徳島県中学校体育連盟軟式野球部指導者講習会」。中高連携行事として高校野球の指導者も多数参加する中、「長期育成とスローイング動作と運動学習」という表題の前に1人の長身男性が立った。

 殖栗 正登(うえぐり・まさと)トレーナー。自らも投手だった選手経験と、日々新たなトレーニング・運動機能知識などを糧に7年連続でドラフト指名選手を輩出している徳島インディゴソックスにトレーナーを派遣している「インディゴコンディショニングハウス」(徳島県藍住町)代表として活躍。

 さらに自らも徳島インディゴソックストレーナー時代は入野 貴大(元:東北楽天ゴールデンイーグルス投手)らの育成に関わり、現在は昨年センバツ出場の富岡西(徳島)、広陵(広島)といった高校野球チームのみならず、「阿南長期育成野球トレーニング教室」(徳島県阿南市)をはじめとする小中学年代からの長期育成プログラムにも力を尽くしている。

 「選手たちの球速を早くするためのトレーニング法を、どんな形で教えてくれるんだろう?」魔法の言葉を待ち望む空気がいっぱいになる会場。しかし、殖栗氏がスーツを脱いで熱を帯びてまず話し始めたのは「めんこ」や「むち」を使って遠心力の伝わり方を具体的に表現しながらの「S字投法」に代表される技術論ではなく、サブテーマ「小学生~140㎞への段階的指導」というレジメに記されたサブテーマ通り。選手たちの「パフォーマンス前提条件」や指導者の「コーチング方法」といった「土台」の話であった。

【次のページ】 「パフォーマンス前提条件」と「コーチング方法」の概略

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プロフィール

寺下友徳
寺下 友徳
  • 生年月日:1971年12月17日
  • 出身地:福井県生まれの東京都東村山市育ち
  • ■ 経歴
    國學院大學久我山高→亜細亜大。
    幼稚園、小学校では身長順で並ぶと常に一番後ろ。ただし、自他共に認める運動音痴から小学校入学時、早々に競技生活を断念。その後は大好きなスポーツに側面から関わることを志し、大学では応援指導部で4年間研鑽を積む。亜細亜大卒業後はファーストフード販売業に始まり、ビルメンテナンス営業からフリーターへと波乱万丈の人生を送っていたが、04年10月にサッカーを通じて知り合った編集者からのアドバイスをきっかけに晴れてフリーライター業に転進。07年2月からは埼玉県所沢市から愛媛県松山市へと居を移し、現在は四国地域を中心としたスポーツを追いかける日々を過ごす。
  • ■ 小学校2年時に福岡からやってきた西武ライオンズが野球と出会うきっかけ。小・中学校時代では暇さえあれば足を運んでいた西武球場で、高校では夏の西東京予選の応援で、そして大学では部活のフィールドだった神宮球場で様々な野球を体感。その経験が取材や原稿作成の際に「原体験」となって活きていることを今になってつくづく感じている。
  • ■ 執筆実績
    web上では『ベースボールドットコム』(高校野球ドットコム、社会人野球ドットコム、独立リーグドットコム)、書籍では『ホームラン』、『野球太郎』(いずれも廣済堂出版)、『週刊ベースボール』(ベースボール・マガジン社)など。『甲子園だけが高校野球ではない2』(監修・岩崎夏海、廣済堂出版)でも6話分の取材・文を担当した。

    さらに野球以外でもサッカーでは、デイリースポーツ四国3県(香川・高知・愛媛)版・毎週木曜不定期連載中の『スポーツライター寺下友徳・愛媛一丸奮闘記』をはじめ、「週刊サッカーダイジェスト」(日本スポーツ企画社)、『サッカー批評』、web『スポーツナビ』など多数媒体での執筆実績あり。また、愛媛県を熱くするスポーツ雑誌『EPS(ehime photo sports)』でも取材協力を行っている。
  • ■ ブログ:『寺下友徳の「四国の国からこんにちは」』■twitterアカウント@t_terashita
    ■facebook: http://www.facebook.com/tomonori.terashita
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