目次

[1]技術論の前に説いた「パフォーマンス前提条件」「コーチング論」
[2]「パフォーマンス前提条件」と「コーチング方法」の概略

技術論の前に説いた「パフォーマンス前提条件」「コーチング論」


 さる2月1日(土)徳島県徳島市のJRホテルクレメント徳島で開催された「2020年度徳島県中学校体育連盟軟式野球部指導者講習会」。中高連携行事として高校野球の指導者も多数参加する中、「長期育成とスローイング動作と運動学習」という表題の前に1人の長身男性が立った。

 殖栗 正登(うえぐり・まさと)トレーナー。自らも投手だった選手経験と、日々新たなトレーニング・運動機能知識などを糧に7年連続でドラフト指名選手を輩出している徳島インディゴソックスにトレーナーを派遣している「インディゴコンディショニングハウス」(徳島県藍住町)代表として活躍。

 さらに自らも徳島インディゴソックストレーナー時代は入野 貴大(元:東北楽天ゴールデンイーグルス投手)らの育成に関わり、現在は昨年センバツ出場の富岡西(徳島)、広陵(広島)といった高校野球チームのみならず、「阿南長期育成野球トレーニング教室」(徳島県阿南市)をはじめとする小中学年代からの長期育成プログラムにも力を尽くしている。

 「選手たちの球速を早くするためのトレーニング法を、どんな形で教えてくれるんだろう?」魔法の言葉を待ち望む空気がいっぱいになる会場。しかし、殖栗氏がスーツを脱いで熱を帯びてまず話し始めたのは「めんこ」や「むち」を使って遠心力の伝わり方を具体的に表現しながらの「S字投法」に代表される技術論ではなく、サブテーマ「小学生~140㎞への段階的指導」というレジメに記されたサブテーマ通り。選手たちの「パフォーマンス前提条件」や指導者の「コーチング方法」といった「土台」の話であった。

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