目次

[1]Aパート:祐真、福岡第一、自由が丘など有力校が揃う
[2]Bパート:昨年選抜出場の九産大九州が有力 / Cパート:昨秋優勝の九産大九産が主役
[3]Dパート:福岡大大濠も周りにも強豪が集う

 昨秋優勝校・九産大九産のエース・梅野 雄吾を打ち崩すチームが現れるかが、春季大会の焦点になりそうだ。この5年間、夏の代表の座を分け合っている九州国際大付自由ケ丘飯塚の「北部私立3強」の戦いぶりも、今年の夏を占ううえで注目される。福岡大大濠濱地 真澄九産大九州岩田 将貴ら好投手たちが、ひと冬越してどこまで成長しているかも見どころで、夏のシード権獲得に近づく県大会出場(ベスト8)を目指し、激しい戦いが繰り広げられそうだ。

Aパート:祐真、福岡第一、自由が丘など有力校が揃う

中山竜秀(九州国際大附)

【南部】
昨秋ベスト8の祐誠は、前チームからマウンドにあがる橋爪 海人、左腕・岸川 瑞樹が安定している。打線もリード・オフマンの吉岡 翼を筆頭に破壊力があり、総合力で一歩リードする。

 ただ、このパートには有力校が揃った。福岡第一比嘉 基貴は小柄ながら伸びのある直球と落差のある変化球を投げる好左腕。打線もパンチ力のある桃原 康をはじめ、前チームからの主軸が残る。8月の筑後地区新人大会優勝の西日本短大附は、シードとして臨んだ昨秋は祐誠に敗れており雪辱を期する。

 その西日本短大附と初戦で激突する久留米商は、左の長距離砲・古川 裕大の打棒が勝利のカギを握る。朝倉昨夏、優勝した九州国際大付を7回2安打に抑えた大型左腕・森田 康平が健在。は打線の援護に恵まれず初戦敗退となったが、ひと冬越し、改めてその投球が注目される。

 このほか、祐誠と初戦で対戦する名門・柳川筑後地区1年生大会で準優勝したメンバーを揃える久留米高専、公立校ながら各大会でコンスタントな成績を残し続ける糸島などの実力校も多く、目が離せないパートとなりそうだ。

【北部】
シード校・自由ケ丘昨秋福岡大大濠・濱地に完封負けを喫したが、140キロ前後の直球を投げる本格派右腕・岩田 諒大を擁し北部では筆頭格。昨夏代表校・九州国際大付夏の甲子園ベスト8の主力は抜けたが、長身から投げ下ろす直球に威力のある藤本 海斗甲子園を経験した好打者・中山 竜秀ら素質の高い選手が揃う。

 真颯館は、4番・合屋 祐希、左腕・岡 天斗など1年生から経験を積んできた選手たちが最終学年を迎える。柳川自由ケ丘を率いて甲子園出場を果たした末次 秀樹監督が手塩にかけて育てた逸材が、最後の年に素質を開花できるか。
昨夏ベスト16のメンバーが多く残り打線に厚みのある星琳昨秋自由ケ丘と競り合った八幡南、右サイドハンド・堀渕 大暉のいる東筑紫学園なども上位を狙う。

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