目次

[1]清宮世代の台頭 / 都立の3投手に注目
[2]秋の東高西低に変化はあるのか

  昨年の東京都は東東京代表の関東一、西東京代表の早稲田実業がそれぞれ夏の甲子園ベスト4と躍進を見せた1年となった。今年も混戦が予想される東京都の1年を占っていく。

清宮世代の台頭

清宮 幸太郎(早稲田実業)

 関東一センバツ出場が決まり、東京の高校野球の春も、近づきつつある。
今年も東京の高校野球の話題の中心は、早稲田実業清宮 幸太郎(関連コラム)だ。グラウンドの外野部分の人工芝への張り替えも終わり、練習に打ち込める環境が整った。1人のスター選手の存在は、同世代の実力のある選手を生む。昨年の夏から秋にかけては、例年以上に1年生の活躍が目立った。

 清宮に対抗する一番手は、二松学舎大附永井 敦士である。永井はパワーだけでなく、足もある。同校には市川 睦鳥羽 晃平遠藤 聖生ら楽しみな1年生選手が多い。
1年生の夏から帝京の4番に座る岡﨑 心は、柔らかく器用な選手だ。同じく夏から修徳の中軸である高山 匠は好打者で、捕手の宮本 博文には安定感がある。東海大高輪台大西 星夜青木 海斗はパワーがる。また、国士舘上原 隼は攻守にうまさがある。東海大菅生牛山 千尋佐藤 弘教は、佐倉シニアの全国大会優勝メンバー。佐藤はまだ公式戦には出ていないが、春以降活躍する可能性がある。

都立の3投手に注目

 台頭する1年生がいる一方で、1年生から試合に出て、最後の夏にかける選手もいる。
二松学舎大附のエース・大江 竜聖2015年インタビュー、捕手の今村 大輝、主将で内野手の三口 英斗は、成長し、精神的にもひと回り大きな選手になった。
早稲田実業金子 銀佑は、主将として注目のチームを支える。やはり1年生の夏から試合に出ている創価谷井 怜央は、エースで主将で中心打者の重責を担う。延長15回引き分けとなった東海大菅生伊藤 壮汰との秋季都大会における投げ合いは、圧巻であった。

坂倉 将吾 (日大三)

 横手投げの好投手、明大中野川西 雄大は、大会を重ねるごとに成長している。
その他、バッテリーとして注目したいのが、日大三小谷野 楽夕坂倉 将吾の2人。変化球のキレがいい小谷野と、強肩強打の坂倉は、二松学舎大附の大江、今村とともに、東京を代表する大型バッテリーだ。佼成学園梅田 大樹中嶋 瞭のバッテリーも成長している。創価の谷井とともに、投打二刀流として注目したいのが、桜美林北村 祐心だ。投打ともに思い切りの良さが光る。

 その他投手では、早大学院柴田 迅は木田 茂監督が「20年に1人」と言っている逸材だ。立教池袋小幡 圭輔堀越佐藤 大悟、秋は1次予選で敗れたものの、日大鶴ヶ丘山﨑 章雄なども注目される。

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