Column

「世界一楽しい野球」で甲子園へ! 大村工(長崎)【前編】

2019.07.13

「世界一楽しい野球」へ!チームの目標を一変


高比良 俊作監督(大村工)

 夏に向け、チームがまとまってきた大村工。しかし、新チーム発足当初から順風満帆だったのかというと、そうでもなかった。

 高比良 俊作監督は、「今年のチームは、力はありながらなかなか勝てなかったチームかなという感じですね。遅咲きと言うか、ようやくNHK杯以降、この1,2ヶ月でチームらしくなってきたのかなという感じはしますね」と、夏の大会直前にして、ようやくチームとしての完成形に近づいてきたと話してくれた。

 チームがまとまり出したきっかけは、昨年の12月に遡ることになる。

 チームの目標を「[stadium]甲子園[/stadium]出場」から「世界一楽しい野球」に切り替えたのである。

 高比良監督はその意図を
「『世界一楽しい野球』の途中に「[stadium]甲子園[/stadium]」があるんだ。だから誰よりも野球を楽しむのような取り組みをして行こうと決めました。その中で、打球の飛距離であったり、いろんな事を研究しながら考えてみる。そういうことを通して、野球を知りながら楽しんでいこうという取り組みにしました」
と話してくれた。

 ただ、そこから今のチーム状況になるまでには多くの紆余曲折があった。「世界一楽しい野球」という言葉だけが一人歩きをし、「楽しい野球」をするために、「どんな努力が必要なのか?」が抜けてしまい。3年生同士で、話し合いを行ったこともあった。そのようなぶつかり合いの中で、夏直前にチームがまとまりだしてきたと言えるだろう。

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[page_break:変わりだしたチーム、そして一丸へ!]

変わりだしたチーム、そして一丸へ!


左:長濵篤柾、右:田中千太郎主将

 もちろん、チームの変化を高比良監督も感じていた。

 「やっぱり楽しさだけじゃなくて『世界一楽しいことをする』ために『世界一苦しまなければいけない』というのが子供達の中で少し分かりはじめました。積極的に自分達で苦しみを乗り越えようとして、手を抜く子かいなくなって、いい感じでチームがまとまってきた。やっぱり考えが一つにまとまり始めてから、チームが動き始めたなと感じました」

 「世界一野球を楽しむ」ために必要なことを理解したからこそ、選手たちからも自信を持って「世界一楽しい野球」というワードが出てくるようになった。

 田中 千太郎(せんたろう)主将は、
「『世界一楽しい野球』ということをチームのスローガンとしています。緊張していても緊張を楽しむとか、そうやって自分のいい力を引き出していこうということをやっているので、夏の大会でも『世界一楽しい野球』を目指してそれに取り組んで、どのチームよりも自分たちが一番楽しめるようにやっていけたらと思います」
と話してくれた。

 また、マネージャーの今村 奈央も「『世界一楽しい野球』をしているので、今までいっぱい試合を見てきたけど、勝っても負けてもどこよりも楽しそうな野球をしてほしいです」と話す。


今村 奈央マネージャー

 今はチーム全体が同じ方向を向いている、大村工の緒戦は目の前に迫っている。「世界一楽しむ野球」で[stadium]甲子園[/stadium]へ向けた第一歩目を踏み出す!

(文:田中 実

【後編を読む】大村工(長崎)「強打の1番・作本ら、個性豊かな選手が揃う今年のチームに注目!」【後編】

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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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