第37回 元プロ監督の下で人間力の向上を目指す熊本泗水ボーイズ 練習も再開してさらなる成長に期待2020年05月19日

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【目次】
[1]高校野球でも通用する人間力の形成を目指す
[2]主砲の百崎蒼生を中心に更なる成長を目指す

 熊本県菊池市の旭志グラウンドで練習を行う熊本泗水ボーイズ。2012年に発足し今年で8年目を迎えるが、現在では60名以上の選手が入団するなど熊本県を代表するチームの一つに成長した。

 これまでボーイズリーグの日本代表選手も3名輩出し、また昨年は第50回全国選手権大会にも出場するなど実績面も残しているが、その指導方針はどういったものなのか。
 チームを率いる松崎秀昭監督にお話を伺い、また今年のチームについても紹介していただいた。

高校野球でも通用する人間力の形成を目指す



ノックを打つ松崎秀昭監督(熊本泗水ボーイズ)

 グラウンドに一歩足を踏み入れると、選手たちはすぐに練習を中断して声を揃えて挨拶を行う。バッグはベンチに整然と並べられており、練習メニューの切り替わりも迅速に行動して、すぐに次のメニューに移る。
 熊本泗水ボーイズの選手たちは、プレー以上に野球と向き合う姿勢が非常に印象的だ。

 「チームでは何よりも人間力を大事にしています。
 挨拶やバッグを並べる、礼儀の正しさなどは当たり前のことではありますが、しっかりと選手たちに指導しています。親御様にもその点を気に入っていただき、入団に繋がっているようです」

 そう語るのはチームを率いる松崎秀昭監督だ。
 南海ホークス(福岡ダイエーホークス)の投手だった元プロ野球選手である松崎監督は、チームの設立当初から監督を務めており、これまで50名以上の卒団生を送り出してきた。

 近年では、関東地区や関西地区の強豪校でもOBが活躍を見せているが、そこには高校野球でも通用する人間力の形成を目指す指導があると話す。



キャッチボールの様子

 「選手たちには、努力ができる人、気が利く人になりなさいとよくミーティングでも話をしています。
 高校野球では甲子園を目指す強豪校に行く選手もいれば、県立高校に行って文武両道で頑張りたい選手もいます。しかし目標は違っても、人間力は必ず必要になります。
 人から好かれるとか気が利くとか、いつも選手には言っていて、すぐにふて腐れるような選手がいないように気を付けています」

 実際に選手たちに話を聞いても、人間形成を目指すチームの雰囲気に惹かれて入団を決めたと話す選手は多い。

 主将である百崎蒼生選手は、「体験に行ってみたら、とても自分を成長させてくれる環境だなと思い入団を決めました。監督さんやコーチは、プレー以外でも一人一人に丁寧に指導してくださり、とても活気のあるチームです」と話し、選手としても人間としても成長を実感していることを明かす。

 元プロ野球選手が指導にあたっているとあり、技術面や体力面に目が行きがちだが、プロ野球選手でも技術以上に人間力が大事であることを肌で感じた、松崎監督ならではの指導と言える。

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