Column

県立明野高等学校(三重)

2016.03.02

 創立130年を越える三重県立三重明野高校。農業、家庭、福祉の3つの学科があり、高校でありながらも専門的知識や技能が身につく専門高校です。学校の敷地内には農園、調理室はもちろん、本格的な食品製造室や応用微生物実験室、介護実習や入浴実習室など充実の設備が整っています。
一方で部活動もそれぞれスペースを確保している部活が多く、のびのびと活動しています。

 そんな中、野球部も精力的に活動し、1980年の第62回全国高校野球選手権大会を皮切りに8度の甲子園出場と
国体神宮大会への出場を果たしています。しかし、28年前の
センバツを最後に全国の舞台から遠ざかっている三重明野。団結力を武器に古豪復活を目指すナインに春、そして夏に向けた取り組みを伺いました。

チーム基本情報を紹介!

■三重明野高校の村木 柊斗君(学年:2年/役職:主将)にお話を伺いました!

Q. 部員は何人いますか?

 1年生が11人、2年生が12人です。マネージャーは1年生が2人、2年生が1人います。

Q. 練習のグラウンド環境を教えてください。

 校庭なので他部活と共用ですが、全面使えます。

 農場もあって、とっても広い学校なんですね!

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[page_break:今年のチームについて]

今年のチームについて

Q. 今年のチームのウリ(セールスポイント)を3つ教えてください。

 笑顔と大声が出せること、それと「俺がやる!」という気持ちをみんな持っていることです。

Q. 雰囲気の良さそうなチームですね。オフシーズンの名物練習やキツい練習はありますか?

 ミスをした時にはバツゲームを自分たちで決めて、楽しく緊張感を持ってやっています。

Q. ますます良いですね!ではこのオフシーズンのチームの目標を教えてください。

 辛いことも苦しいこともみんなで乗り越えることです。

Q. 春夏に向けてはどんな目標を抱いていますか?

 強いチームに粘って、劣勢からでも逆転して勝利することです!

秋の大会を振り返って

Q. 秋の大会
はチームにとって、どんな大会でしたか?

 チームが一つになった大会でした。

Q. 具体的な収穫や発見はどんなことですか?

「団結力」がすごく上がったと思います。

Q. とっても雰囲気が良さそうですものね。では、大会をふまえて、この冬強化したいポイントや、やってみたい練習はどんなものですか?

 この冬でさらに団結力を強化したいです。チームで同じ方向を向いていきたいですね。

Q. 主将として腕の見せどころですね。さて、チームの中で、秋に活躍した仲間を紹介してください。

 河俣 裕大陣内 善大辻 綾太牧 幸輝の4人です。ピンチの時やもうダメか、という時に、チームの士気を上げてくれました。

Q. 続いて、チームの中で春以降キーマンとなってくれるであろう選手を教えてください。

 同じく河俣 裕大陣内 善大辻 綾太牧 幸輝ですね。個人的な活躍はもちろん、秋の時のようにチームの士気が下がりそうな時、彼らのエネルギーで士気を上げ続けてほしいです。

Q. 士気をあげられる選手が4人もいて心強いですね!さて、2年生にとっては最後となるオフシーズン。1年生にとっては、初めてのオフシーズンだと思いますが、春に向けてどんな冬にしたいですか?

 このチームみんなで、苦しいことや辛いことを乗り越えて、団結力のあるチームにしていきたいです!

 村木主将、ありがとうございました!

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[page_break:指導者が語る!このチームの強み]

 ここからは、三重明野の河俣 裕大君、陣内 善大君の副主将お二人に伺います!

Q. 高校野球が好きな理由は何ですか?

河俣 裕大(以下「河俣」):礼儀正しくできるところと、自分を磨けるところです。

陣内 善大(以下「陣内」):目標にしている選手が活躍しているところです。

Q. ではこの冬はどんな風に過ごしていますか?

河俣:チームが一つになる冬にしていきたいです。
陣内:みんなで助けあいながら、気持ちを高めていける冬にしたいです。

Q. 村木主将もそうですが「団結力」を大事にしているようですね。さて、野球をする上でモットーにしている好きな言葉を教えてください。

河俣:「笑顔でプレー」です。
陣内:「何事にも挑戦」です!

Q. どちらもステキです!では最後に『自分はここまで成長するぞ!』という熱い宣言と夏までの目標をお願いします。

河俣:親に「お前は立派になったな」と言われるのが目標です。
陣内:みんなから頼られる選手になります。

 河俣君、陣内君、ありがとうございました!

指導者が語る!このチームの強み

畠 義和監督に質問!

Q. 今年のチームは、どんなテーマを持って作り上げてきたのでしょうか。

 一つ一つの行動に「面倒、面白くない、きつい」などマイナスなイメージがわかないよう意識を変える努力をしてきました。勝てるチームと勝てないチームの決定的な違い、また何をやってもうまくいく者といかない者の決定的な違いに気づき、オフシーズンにしかできないこと、冬季にしかできないことを実践しているところです。

Q. では秋の大会を振り返っていかがでしょう?

 秋の大会では、勝ち上がっていくチームとの実力の差を感じたのは当然、チームも選手一人一人のエネルギーの大きさの違いを感じました。同じように監督の力量の差も痛感したので、冬のテーマは『監督のエネルギーアップ』でもあります。

Q. 選手はもちろん、指導者自身もパワーアップ!ですね。これは春・夏が楽しみです。では最後に、厳しい冬のトレーニングを送る選手たちへ一言、お願いします。

 最後の大会に向けて悔いのないよう頑張ってください。

 畠先生、ありがとうございました!

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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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