関東大会で大当たりの健大高崎のセンター、勝負強い打撃を見せた専大松戸のスラッガーが台頭

 2年生打者で大当たりだったのは健大高崎石田 雄星外野手だ。関東大会では17打数11安打の大当たりだった。左中間からセンターを中心に打ち返し、どのコースが来てもヒットゾーンに弾き返したコンタクト力は素晴らしい。ベースランニングも速くて、センターの守備範囲も広い。1年生の時は打撃面が課題だったが、この関東大会では走攻守に躍動していた。

 専大松戸のスラッガー・吉岡 伸太朗内野手は11打数2安打に終わったが、計3打点を記録した。桐生第一戦の勝ち越し適時打、横浜戦でも一時、勝ち越しとなる適時打だ。このように勝負強く、140キロ台の速球投手、左投手にも的確にミートできる。パンチ力が強く、強烈な打球はドラフト候補に挙がる3年生の選手と比較しても負けていない。元捕手ということもあって、三塁から投げるスローイングは強い。将来的には今年のドラフト候補に挙がる青山学院大・小田康一郎内野手(中京)のような選手に育ちそうだ。

 安嶋 浬久内野手(東海大相模)は関東大会では7打数3安打を記録。県大会で発揮したバットコントロールの良さは健在だ。

 小田川 颯汰外野手(習志野)は4番センターで7打数3安打。体全体を使った力強いスイングで広角に強い打球が打てる左打者だ。県大会では3回戦以降、無安打とあまり活躍はできなかったが、関東大会での活躍をきっかけに夏の大会では安打を量産する可能性がある。

 関東大会で目立った2年生たち。これからも世代を牽引する活躍を見せることができるか注目だ。

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