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【センバツ8日目】中央学院が初の8強、青森山田は奇跡のサヨナラ勝ち、大阪桐蔭・西谷監督が歴代トップに、報徳学園3大会連続8強

2024.03.27


森陽樹(大阪桐蔭)、西村大和(報徳学園)※写真は過去の取材より

第96回選抜高校野球大会は27日、2回戦4試合が行われ、中央学院(千葉)、青森山田(青森)、大阪桐蔭(大阪)、報徳学園(兵庫)がベスト8入りを決めた。

第1試合は中央学院が7対6で宇治山田商(三重)に競り勝った。2回から4回まで毎回得点を挙げて7得点。中盤以降の相手の反撃を食い止めて逃げ切った。終わってみれば2試合連続2ケタ安打となる10安打の猛打で、センバツ初のベスト8を手にした。千葉勢はここ5大会で3度8強に入ったことになる。

第2試合では青森山田が延長10回タイブレークの末に、6対5で広陵(広島)にサヨナラ勝ちを収め、センバツでは初となる8強に駒を進めた。延長10回表を無失点に抑えると、その裏に満塁から、4番・原田 純希内野手(3年)の犠牲フライでサヨナラを決めた。

広陵(広島)の高尾 響投手(3年)の前に7回までノーヒットに抑えられていた打線が、0対2で迎えた8回裏にチーム初ヒットから同点。9回表に3点を勝ち越されても、その裏に再び同点とする驚異の粘りが天に通じた。

第3試合は大阪桐蔭神村学園(鹿児島)に4対2で勝利して、3年連続のベスト8進出を決めた。先発の森 陽樹投手(2年)から中野 大虎投手(2年)の2年生のリレーで昨年夏4強のメンバーが多く残る神村学園打線を封じた。西谷監督は春夏通算で甲子園69勝目となり、68勝で並んでいた元智辯和歌山(和歌山)監督の高嶋 仁氏を抜いて、歴代単独トップとなった。

第4試合は昨年準Vの報徳学園(兵庫)が、常総学院(茨城)に6対1で快勝し、3大会連続の8強入りを果たした。先発の間木 歩投手(3年)が8回5安打1失点と好投。打っては3番の西村 大和内野手(3年)が4打数4安打と大暴れ。終わってみれば12安打の猛攻、6得点で快勝した。

第9日の28日は準々決勝が予定されている。

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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