神宮大会王者・星稜が甲子園練習!主将は「山下智将監督に甲子園初勝利を届けたい」と意気込む!
第96回選抜高等学校野球大会の甲子園練習が14日に阪神甲子園球場で行われた。
明治神宮大会優勝の星稜はこの日に登場。「フェンスまでの距離、芝生、土の状態、声が通るかなどを重視してやってきました」(芦硲晃太主将・3年)とシートノックやシート打撃などで甲子園の感触を確かめた。
芦硲は「いよいよ始まるなというワクワクの気持ちが芽生えました」と4日後に控えた開幕に向けて胸を躍らせていた。
元日には能登半島地震で被災。グラウンドも被害を受けて思うように練習できない時期があったが、「特に影響はなく、自分たちのできることを全力でやってきたつもりなので、それを甲子園で発揮したいと思います」と芦硲は堂々と話した。
昨年4月に就任した山下智将監督は昨年、一昨年とチームを率いて夏の甲子園に出場しているが、いずれも初戦敗退。「まずは山下先生に甲子園初勝利をプレゼントできるようにチーム全員で頑張っていきたいと思います」と芦硲は18日の初戦に向けて意気込んでいた。
神宮王者として注目を集めるが、「神宮は神宮、センバツはセンバツ。別の大会と捉えて、まずは初戦の相手をしっかり倒して、目標は全国制覇というところにチーム全員で頑張っていきたいと思います」(芦硲)と気持ちが揺らぐことはない。
初戦の相手は田辺(和歌山)。21世紀枠での出場ではあるが、昨秋の県大会では市立和歌山、智辯和歌山を下している実力校だ。「粘り強く投手中心に戦ってくるチームなので、相手の勢いに飲み込まれずに自分たちのペースで星稜の野球を皆さんに見てもらえるように高校生らしく、星稜らしく、堂々とプレーしていきたいと思います」と芦硲は気を引き締めていた。
石川県勢初の優勝を目指す星稜。地震で被害を受けた地元に元気を与えることはできるだろうか。
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