高卒3年目・髙木翔斗(広島)が開幕一軍へアピール!名門・県岐阜商唯一の現役選手!
県立岐阜商時代の髙木翔斗
広島に、若きブレーク候補が誕生した。
春季キャンプで今季初めて1軍スタートを勝ち取った高卒3年目、髙木 翔斗捕手(県立岐阜商出身)が、25日の日本ハム戦(オープン戦)で「8番・捕手」としてフル出場。打っては2安打、守っては盗塁阻止を披露してみせた。
惜しくも試合はサヨナラ負けとなったものの、新井貴浩監督は試合後、髙木について「打ってよし、止めてよし、刺してよし。すごくいいものを見せてくれたと思います」とコメントした。新井監督だけでなく首脳陣に向けても、大きなアピールとなったことだろう。
髙木は2021年ドラフト7位指名で、県立岐阜商(岐阜)から広島に入団した。ここまでの2シーズンは1軍出場がなくファームで汗を流していた。
取り立てて結果を残していたわけではない。昨シーズンは2軍で27試合に出場し打率.147(34打数5安打)、0本塁打、6打点と苦しんでいた。捕手としての出場試合数も石原 貴規捕手(創志学園出身)の53試合、持丸 泰輝捕手(旭川大高出身)の46試合に次ぐ、23試合と決して多くはなかった。
髙木の母校、県立岐阜商OBでは、和田一浩(現中日コーチ)や石原慶幸(現広島コーチ)、蔵本英智(元中日)らの名前が挙がるが、現役選手は髙木ひとりしかいない。昨シーズンオフに髙橋 純平(元ソフトバンク)が現役を引退。三上 朋也も巨人を戦力外となり、ファームに新規加入するオイシックス新潟アルビレックスBCへ移籍した。
広島の捕手のポジション争いは熾烈を極める。侍JAPANにも選出されている坂倉 将吾捕手(日大三出身)に、ベテランの會澤 翼捕手(水戸短大付出身)や、磯村 嘉孝捕手(中京大中京出身)、石原らが1軍の枠を争っている。さらに、髙木と年齢の近い高卒5年目の持丸、と高卒2年目の清水 叶人捕手(健大高崎出身)も、虎視眈々と狙っている。髙木が超えなくてはいけない壁は決して低くない。
石原慶幸コーチの後輩でもあり県立岐阜商唯一の現役NPBプレーヤー髙木。このままオープン戦でも結果を残し、開幕1軍入りから念願の1軍デビューを狙う。
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