FA人的補償・日高(広島)が紅白戦好投! ”山本由伸フォーム”が板についてブレイク寸前か!?
日高暖己
広島からFAでオリックスに移籍した西川 龍馬外野手(敦賀気比出身)の人的補償として、広島入りした日高 暖己投手(富島出身)が11日、紅白戦で先発して素材の高さを見せつけた。
初回は1安打されながらも無失点。直球にはキレがあり、打者も差し込まれ外野フライに倒れていた。2回は3者凡退に仕留めて、2回を1安打無失点。高卒2年目右腕で、これから伸び盛りの投手だが、将来楽しみな部分を感じさせた。すでにシート打撃でも打者4人を完全に抑える好投を見せていたが、さらなる結果を残したことになる。
「由伸2世」と呼ばれるように、フォームが、ドジャース山本 由伸投手(都城高出身)に似てきている。同じオリックスの宮崎の高校出身の大先輩でもあるが、「おさがり」ももらった。山本が愛用していた矢のような用具「フレーチャ」をもらったといい、ジャベリックスローを行い調整してきた。左足をあまり上げずに前に踏み出すフォームもそっくりで、はやりの「由伸フォーム」も板についてきたかもしれない。
まだ1軍の経験はないが、近いうちに必ずブレークする素材だと信じている。富島高3年夏の甲子園を決める宮崎県大会決勝(宮崎西)戦では、91球完封勝利を挙げる「マダックス」を完成させた。あの試合でプロで活躍できる予感はしていた。
この日の紅白戦を見る限り、ブレークの日は意外に近いかもしれない。