日高 暖己選手 (富島)
初戦敗退でも将来性は出場校NO.1を示した富島の148キロ右腕・日高
今夏の甲子園大会前に、多くのドラフト候補の投手を映像で事前に調べていたが、最もプロ受けする投手だと思ったのが富島・日高 暖己投手(3年)だ。 ややひねりを入れた癖のある投球フォームで、184センチ、77キロと細身であるが、肩肘が柔らかく、体全体をしなやかに使えている。縦回転を生かした投球フォームで、しっかりと指にかかった時の直球は惚れ惚れするものがある。 初戦の下関国際(山口)戦では、常時135キロ〜140キロ(最速144キロ)と宮崎大会ほどではなかったが、回転効率が良さそうな伸びのある直球は見応えがある。宮崎大会決勝戦の9回表に魅せた140キロ後半の直球と比べると物足りなさはあるが、やはり疲れはあったのだろう。 120キロ中盤のスライダー、130キロ前後のフォーク、100キロ台前後のシンカー気味に落ちるチェンジアップ、120キロ台のツーシームと変化球の球種も多彩。特にフォークの精度が高く、多くの三振を奪うことができていた。
更新日時:
2022.08.12