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【センバツ出場32校紹介】関東一1番飛田&4番高橋の打力に注目!技巧派左腕・畠中も安定

2024.02.02


2024年の春の訪れを告げる第96回選抜高校野球大会(センバツ)の出場校が決まった。3月18日から阪神甲子園球場で繰り広げられる戦いの「主役たち」を紹介していく。

【関東一(東京)=8年ぶり7度目】
関東一は多彩な勝ち方で昨年秋の東京を制した。都大会初戦で14安打12得点と打線が爆発すると、2回戦では終盤に突き放しての快勝。3回戦で1点差の接戦を制すると、準々決勝では7回に一挙7得点で3点差を逆転。準決勝では先行逃げ切り、決勝では中盤で逆転勝ちするなど、どんな状況でも勝ちに結びつけてきた。明治神宮大会でも2勝して4強に進んだ安定した総合力は、このセンバツで上位に勝ち進む原動力になるとみている。

関東一の昨年秋の明治神宮大会準決勝のスタメンは以下の通り。

(中)飛田 優悟(2年)
(右)成井 聡(2年)
(左)坂本 慎太郎(1年)
(三)高橋 徹平(2年)
(捕)熊谷 俊乃介(2年)
(一)越後 駿祐(1年)
(遊)市川 歩(2年)
(二)小島 想生(2年)
(投)石田 暖瀬(1年)

東京都大会6試合ではチーム防御率1.44を誇った。技巧派左腕の畠中 鉄心投手(2年)と、145キロ右腕の坂井 遼投手(2年)の2人が投手陣を支える。畠中は明治神宮大会での大阪桐蔭(大阪)戦で先発4回をわずか2安打無失点に抑える好投を見せた。センバツでもクレバーな投球を見せてくれるはずだ。

打線では、1番の飛田 優悟外野手(2年)と4番の高橋 徹平内野手(2年)が軸。飛田はミート力に優れ、明治神宮大会では3試合すべて第1打席で安打を放ち、トップバッターとしての役割を果たした。高橋は高校通算44発の長打力が売りで、低反発バットになるセンバツでも、そのパワーを見せつけるつもりだ。

過去、甲子園では1987年センバツの準優勝が最高成績。全国の頂点を目指し、今センバツでもその実力を存分に発揮する。

<関東一の甲子園実績>
センバツ出場7度目=8勝6敗(準優勝)
夏選手権出場8度=14勝8敗(4強)
(※カッコ内は過去最高成績、20年センバツは大会中止)

<関東一の昨年秋の成績>
★東京都1次予選
1回戦 38-0 都立五商
代表決定戦 8-1 目黒日大
★東京都大会
1回戦 12-0 駒大高
2回戦 8-3 日体大荏原
3回戦 3-2 城西大城西
準々決勝 9-3 東海大菅生
準決勝 5-1 早稲田実業
決勝 4-1 創価
★明治神宮大会
1回戦 6-2 熊本国府(熊本)
準々決勝 9-5 大阪桐蔭(大阪)
準決勝 6-8 作新学院(栃木)

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この記事の執筆者: 田中 裕毅

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