徳島インディゴソックス出身3人のルーキーが春季キャンプ一軍入り!「守護神候補」阪神2位椎葉、「ポスト宮﨑」DeNA6位井上、「155キロ国立大生」西武5位宮澤!
井上絢登、椎葉剛、宮澤太成
昨年のドラフトで史上最多の6人が指名を受けた四国アイランドリーグplus・徳島インディゴソックス。2月から始まるNPBの春季キャンプで3人が一軍スタートをはたした。
まず阪神2位の椎葉 剛投手(島原中央-ミキハウス)。守護神候補とも期待される159キロ右腕は昨年12月入寮後、二軍本拠地の鳴尾浜で自主トレを続けてきた。超ハイレベルの阪神投手陣の中で、まずは第一ラウンドを勝ち上がった。開幕一軍を目指して、ライバルたちとの切磋琢磨は続く。
DeNA6位の井上 絢登内野手(久留米商-福岡大)は昨年リーグ二冠王を獲得したスラッガー。1月17日のフリー打撃では豪快な打撃を披露し、ファンから絶賛の声が相次いだ。打撃が自慢のDeNAでも上位に入る打球速度を誇る井上。軽快な内野守備もアピールし、一軍キャンプを勝ち取った。
西武5位の宮澤 太成投手(長野-北海道大)は155キロ右腕として注目され、ブルペン一番乗り。また、トレーニングなど1つ1つの行動に、国立大出身らしいクレバーさが見え、球団スタッフの評価も上がっていた。
また、インディゴソックスのOBでは西武・古市 尊捕手(高松南出身)と横浜DeNA・村川 凪外野手(如水館出身)の2人が1軍キャンプに招集された。
古市は2022年のドラフトで、育成1位で西武に入団。1年間はファームを主戦場していたが、2023年が転機となった。4月にチーム事情で支配下へ昇格すると、29試合でマスクをかぶった。フレッシュオールスターにも選出されると、1軍通算8安打2打点という記録を残した。支配下2年目、1軍キャンプでスタートするということは、それだけの期待値がある証拠だ。昨シーズンから続くいい流れを、今シーズンも継続したい。
村川はまだ育成選手ながら1軍キャンプスタート。まだNPB2年間で1軍出場はないものの、2023年にイースタン29盗塁で盗塁王獲得。さらにスポンサー表彰の技能賞も獲得した。
リーグ2位となる108試合出場の期待に応える活躍を見せながら、経験値を積んだ村川。50メートルを5.5秒で駆け抜ける俊足で1軍キャンプでもアピール。そして支配下登録への階段を駆け上がりたい。
「最強育成球団」で育った、即戦力にふさわしい徳島出身の選手たち。ここからが本番だ。シーズン開幕のとき、何人のインディゴ戦士が一軍メンバーに名を連ねるのか。
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