今年は誰が支配下を勝ち取るか!? ソフトバンク育成選手事情
甲斐 拓也、牧原 大成
1月も下旬に差し掛かり自主トレが本格化してきた。なかでも育成選手たちは支配下登録を勝ち取るためにより一層、汗を流していることだろう。
昨年の育成ドラフト会議では史上最多の57人が指名を受けた。全選手にチャンスはあるものの支配下登録枠(70人)があるため、全員が支配下登録されることは現実的にありえない。そもそも現在在籍している支配下登録選手のなかで、生え抜きの育成ドラフト出身者はどれくらい在籍しているのだろうか。
育成ドラフト出身選手から圧倒的な戦力として育て上げているのがソフトバンクだ。2024年シーズンも多くの育成ドラフト出身選手が1軍の座を争っている。
野手では牧原 大成内野手(熊本・城北出身)、甲斐 拓也捕手(楊志館出身)、周東 佑京内野手(東農大二出身)の3人がレギュラー候補。いずれも日本代表で活躍した実績があり、昨年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)でも金メダル獲得に大きく貢献した。
その他にも大砲候補のリチャード内野手(沖縄尚学出身)に、渡辺 陸捕手(神村学園出身)も虎視眈々と1軍を狙っている。
投手では石川 柊太投手(総合工科出身)、尾形 崇斗投手(学法石川出身)、大関 友久投手(土浦湖北出身)、木村 光投手(奈良大附出身)の4人が育成ドラフト出身だ。
石川は2度の2ケタ勝利があるものの、昨シーズンは4勝8敗、防御率4.15と低迷。今年は復活を目指すシーズンとなる。大関は病気で離脱する期間がありながら、2022年は7勝、昨年も5勝をマーク。いずれも防御率は2点台を記録した。今年は年間を通して1軍で登板し、規定投球回を達成したいところだ。
ソフトバンクは昨年も8人を育成指名している。2021年、2022年のそれぞれ14人と比べて減ったものの、それでも12球団で最多の指名数だった。このなかから牧原や周東、甲斐のように日本代表まで駆け上がってくる選手は生まれるだろうか。
<ソフトバンクの育成ドラフト出身の生え抜き支配下選手>
※2024年シーズン所属
牧原 大成(熊本・城北→2010年育成5位)
甲斐 拓也(楊志館→2010年育成6位)
石川 柊太(総合工科→創価大→2013年育成1位)
尾形 崇斗(学法石川→2017年育成1位)
周東 佑京(東農大二→東農大北海道オホーツク→2017年育成2位)
リチャード(沖縄尚学→2017年育成3位)
渡辺 陸(神村学園→2018年育成1位)
大関 友久(土浦湖北→仙台大→2019年育成2位)
木村 光(奈良大附→佛教大→2022年育成3位)
匿名
2024-01-30 at 11:49 AM
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