巨人の正捕手目指す山瀬慎之助が自主トレ公開! 「故郷の力に」石川出身の17人のNPB選手
奥川 恭伸・山瀬 慎之助
巨人の次世代正捕手を目指す山瀬 慎之助捕手(星稜出身)が、大分市内でソフトバンク・甲斐 拓也捕手(楊志館出身)らと行っている自主トレを公開した。山瀬は石川県出身で、地震のあった1月1日は帰省中だった。能登半島地震の恐怖を目の当たりにしたこともあり、「なにか力になれれば」と故郷を慮るコメントを残している。山瀬は石川県の星稜出身。球界を見渡すと、この山瀬以外にも多くの選手が石川県の高校を卒業している。
もっとも多くのOBが現役でプレーしているのは、山瀬の母校でもある星稜だ。島内 宏明外野手(楽天)、岩下 大輝投手(ロッテ)、北村 拓己内野手(ヤクルト)、奥川 恭伸投手(ヤクルト)、内山 壮真捕手(ヤクルト)に、新人の武内 涼太投手(ロッテ育成)そして山瀬と、合計7人がプレーしている。
星稜に続くのが、遊学館と日本航空石川の両校だ。遊学館は牧野 翔矢捕手(西武育成)、石森 大誠投手(中日)、小孫 竜二投手(楽天)、日本航空石川は角中 勝也外野手(ロッテ)、嘉手苅 浩太投手(ヤクルト育成)、内藤 鵬内野手(オリックス)と、それぞれ3人が現役でプレーしている。
小松大谷は喜多 隆介捕手(巨人)に加えて、昨年のドラフト会議で大谷 輝龍投手(ロッテ)が指名を受け、2人となった。
その他、金沢西出身の泉 圭輔投手(巨人)、穴水出身の松井 友飛投手(楽天)が、それぞれの学校にとって、現在は唯一のNPBプレーヤーとなっている。
新人の武内と大谷をのぞく15人のなかで、昨シーズン1軍で結果を残したと言えるのは、キャリアハイの9本塁打を記録した角中と、捕手と外野の二刀流に挑戦中の内山くらいだろう。2022年に最多安打のタイトルを獲得した島内は、7年ぶりに規定打席に未到達。2021年に9勝を挙げた奥川も、1軍でマウンドに立つことができなかった。
昨シーズン結果を残した角中と内山はもちろん、その他の選手たちも、今シーズンは奮起することで石川県に明るい話題を届けてほしい。
<石川県の高校出身者>
※2024年シーズン現役NPBプレーヤー
●星稜
島内 宏明(楽天)
岩下 大輝(ロッテ)
北村 拓己(ヤクルト)
奥川 恭伸(ヤクルト)
山瀬 慎之助(巨人)
内山 壮真(ヤクルト)
武内 涼太(ロッテ)
●遊学館
牧野 翔矢(西武)
石森 大誠(中日)
小孫 竜二(楽天)
●日本航空石川
角中 勝也(ロッテ)
嘉手苅 浩太(ヤクルト)
内藤 鵬(オリックス)